アイスブレイクで、会議前の緊張を解きほぐすには

アイスブレイクで、会議前の緊張を解きほぐすには
様々な立場の人が参加する会議では、アイスブレイクがオススメです。人見知りの日本人が多い会議では、ざっくばらんに意見を交換するというワケにはなかなかいかないものですよね。

ただでさえ会議というだけで普段と違う雰囲気なのに、意見を出さなくてはいけないとなると皆さん相当なプレッシャーを感じてしまいます。大切なのは会議の内容なのですが、眠たい顔をして会議に参加している人、早く会議を終わらせることをだけを考えている人、その場で発言せずに後から文句を言う人もいます。

そんな人々に主導権を握られないよう、司会者がアイスブレイクなどの工夫をして、会議をより有益な時間にしましょう。そこで今回は、会議の冒頭に数分プラスするだけの、普通の会社のでも簡単にできるようなアイスブレイクネタをお伝えします。

柔軟体操のアイスブレイク

まずは、アイスブレイクだと気付かれずに、人数が集まり次第自然に出来そうな柔軟体操をご紹介します。「会議が早く終わるように、気合でもいれてからやりますか?」など、ゆるい言葉で全員を起立させ、肩甲骨を回したり、肩の力を入れたり抜いたり、軽くジャンプしたりと簡単な動きで身体をほぐしましょう

「五十肩に効く動きなんですよ。」「眠気を吹っ飛ばす体操です!」など、その場に合ったネタなどを交えつつ行うだけで、力が抜けて和気あいあいな雰囲気になりますよ。

 

自己紹介のアイスブレイク

初顔合わせが多い会議の場で、どのように自己紹介を行うかを工夫して、アイスブレイクしてみるのも自然でよい流れを生みます。

緊張感で張りつめているような場では、氏名や部署紹介にプラスして「今までで一番緊張したエピソード」と「それに比べて今日の緊張具合は何パーセント?」などを付け加えるようにします。すると、そのエピソードからメンバーがどんな人かを知ることができたり、今日の緊張度合いを自己確認でき、それぞれの肩の力が抜けるアイスブレイクになるでしょう。

盛り上がりそうなエピソードがあった場合は、1分程度の歓談の時間をプラスすると良いでしょう。お互い知り合う余裕ができ、空気が和気あいあいになるので、会議に導入しやすくなります。

 

1分時計のアイスブレイク

それぞれ意見を発言するような会議であれば、使えるアイスブレイクが「1分時計」です。

各人の持ち時間をあらかじめ確認すると同時に、時間を計るゲームにしてしまいましょう。進行役は丁度1分になりそうな素材を見つけておくとやりやすいでしょう。円周率、徒然草の冒頭など、誰もが知っているものだと盛り上がりますよね。

プロジェクターなどでストップウォッチを映して、参加者は目をつぶってスタート、丁度1分だと思うところで目をあけてもらいます。1分を計ると同時に、頭の中で自分の意見をリハーサルできるというお得なアイスブレイクでもあります。

 

共通点探しのアイスブレイク

いくつかのグループに分けて行うと楽しいアイスブレイクが、アンケート方式の「共通点探し」です。

グループ内で「好きなお寿司のネタ」、「地球最後の日に何が食べたいか」、「最後に旅行した場所」など、一つのお題に対して3つずつくらい回答してもらい、グループ内で同じものがいくつあったかを数えます。

人間は自然と競争意識が働くので、共通した数で勝敗をつけてみると、雰囲気が和やかな場合には場が活性化されます。

 

伝言ゲームのアイスブレイク

幼稚園や小学校でやるゲームで、簡単で盛り上がりやすいのが「伝言ゲーム」ですよね。大人から見ると不思議なくらい子どもは異様な盛り上がりを見せます。とはいえ、子どもが無邪気に楽しめるものは、大人も楽しめるものです。グループ分けをして、大人なのでちょっと難しい文章などに挑戦してみても面白いでしょう。

時事問題や会社の歴史、製品についてや、会議の内容に因んだ題材などでネタを用意しておくと、日頃はクールな社員の熱い一面が見れる場合もあるでしょう。

 

以上、会議前の緊張を解きほぐすアイスブレイクをお伝えしました。クリエイティブな人が集うような会社は、派手で面白い内容のアイスブレイクをさらっとやっているでしょうが、珍しいことをやるのが会議の目的ではないですよね。

ですから、慣れないアイディアを取り入れるよりも、普通の会社の普通の社員たちがいかにリラックスして会議に導入できるかを工夫するのが司会の仕事になります。会議では、ある程度平等な雰囲気をもって進行して、色々な個性の人たちから意見を拾いあげることを目標としましょう。

司会は全体を見るとともに、各個人や部署にフォーカスして声かけをすると、広いところから近いところ、全体を客観的に見る意識が参加者にも芽生えます。アイスブレイクのネタも、部署に関係するもの、個人に関係するものなど、日頃の業務でも意識するようにしていれば、雑談もネタにできますよ。

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