誰でも大なり小なり、嘘をついた経験はあると思いますが、あなたはどんな時に嘘をつきますか?嘘にも、自分を実力以上に見せたいためについてしまった嘘、誰かを陥れるためにつく嘘、保身のための嘘、思いやりからついてしまう嘘など様々ですよね。
嘘をつかれる事はあまり気分の良いものではありません。しかし経営や商売、利権が絡むと大なり小なりの嘘のやりとりは発生してしまいます。相手の心が全てわかれば、何が嘘で何が本音なのかが判断できますが、なかなかそうもうまくはいきません。
そこで今回は嘘つきな人の理解して本音を言わせる方法についてお伝えします。
ペースを合わせる
ほとんどの人が嫌いな相手には本音は話さない傾向にあります。ということは、相手に好かれることが大事です。人は自分と似ている人、共感するエリアがある人を好きになります。
「寒いですね」と言われたら「本当に寒いですね」と同調し、相手が笑ったら自分も笑ってみるなど、目に見える部分から合わせます。すると相手は何となく話が合う、息が合うと感じるものです。
共感するエリアが多ければ多いほど、また喜怒哀楽のタイミングが同じ人に本音は話しやすいものです。まずは相手にペースを合わせてみましょう。
第三者を出してみる
「私はこのように考えています」と自分の気持ちをストレートに言う、つまり「腹をわる」ことで相手の本音も聞き出そうとする人もいるでしょう。確かに、相手から本音を聞き出すには、まずは自分が本音をいうべきです。
しかし嘘をついている人は、「自分が嘘をついているから、相手も嘘をついている可能性がある」と疑っている場合が少なくありません。そんな時は、「○○さんは、このように考えているそうです。」などと、自分の本音にワンクッションはさみます。
目の前の相手の意見には反論しにくくても、目の前にいない人になら反論しやすく本音を言える事もよくあります。第三者を出してみましょう。
質問を切り返す
嘘をついている時、やたら口数が多くなるタイプの人や、質問が増えるタイプの人がいます。それは自分の本音を隠しておきたいという心理からくるものです。そんな時は、質問を質問で切り返してみます。
「御社ではどの年齢層をターゲットに開発していますか?」という尋ねられたら「とおっしゃいますと、御社ではどの年齢層をお考えですか?」と逆に質問をします。質問を切り返す事で、相手の話すスイッチが刺激され本音を話す流れのきっかけになったりもします。
同意をとって質問を促進する
相手に気持ち良く話をさせて、「その話、面白いですね」「なるほど」「そういう事だったんですね」と感心します。しかし、それだけでは相手を良い気持ちにさせるだけに終わり本音は聞けないかもしれません。
そこで、同意をとって質問を促進させます。「別の意味で言うと、それはこういう意味ですか?」決して相手の話を否定せず、同意をとった上で質問をすると、徐々に話の内容に本音が混じってきます。
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