人と関わりたくないのはナゼ?心理を知って対処する術


人と関わりたくない時ってありますよね。人と関わりたくないという心理状態は、どのような時に起こるのでしょうか。もともとコミュニケーションが苦手で人と関わりたくないと思っている方もいるでしょうし、普段は社交的なのに突然人と関わりたくないと感じるようになり、なぜなのだろうと気持ちが落ち込んでしまうこともあります。

忙しすぎて人間関係にまで気がまわらない時も、やはりわずらわしさから人と関わりたくないと思う事でしょう。しかし人間は一人では生きていけません。言葉でコミュニケーションを取り協力しあって集団生活をすることが生活の基本です。

それなのに一人になりたい、他人と関わりたくないと感じてしまうのは何か精神的に疲れてしまっているのかもしれませんよね。そんな状態が続けばうつ病を発症するなど社会的にますます辛い立場に追い込まれてしまうこともあり、注意が必要です。

そこで今回は、人と関わりたくない原因を探り、上手に対処していく方法についてお伝えします。

とても負けず嫌いで劣等感が強い場合

負けず嫌いの人が他人に負けたと感じて強い劣等感を持つと、次第に人と関わりたくないと感じるようになります。他人と自分を常に比べてしまい、勝ち負けに一喜一憂しているうちに気疲れしてしまうのです。

適度な劣等感や負けず嫌いは、人間として成長していくために必要なものですが、強すぎると心が傷ついてしまいます。そうならないために、無意識のうちに人と関わらないようにしてしまうのです。

この場合は「自分は自分」という気持ちを保てるように、マイペースな1日を過ごすと心が落ち着きます。1人で本を読んだり散歩したり、動物と触れ合ったり、競う必要のない家族と過ごすなど、劣等感を感じなくて済む休日を心がけましょう。

 

空気を読みすぎてしまう

いわゆる八方美人タイプの方に多いのですが、その場の空気を敏感に感じ取り、雰囲気に合わせて振る舞うことが上手な人ほど一人になると激しい自己嫌悪に陥り、もう人と関わりたくないと思ってしまいます。他人からは愛想が良くいい人と思われ好かれますが、本人は気疲れしています。

八方美人は性格なのですぐに直すのは難しいですし、無理して直す必要もありません。それよりも自分に「嫌なら人と関わらなくてもいいよ」という許可を出しましょう。

性格上、つい無意識に他人に気を使い空気を読むのが義務のような毎日になっているので、あえて人と関わらない日を設けて心を解放してあげましょう。

 

ストレスがたまっている

現代人は日々、仕事や勉強、家庭などいろいろなシーンで常にストレスにさらされています。その原因のほとんどが、人間関係と言えるでしょう。何をするにしても誰かと関わることになり、その誰かとの相性が悪いと非常にストレスがたまります。その結果、もう人と関わりたくない、話したくないという状態になります。

これはもう、ストレスをこまめに解消していくのが一番です。趣味に没頭したり美味しいものを食べたり買い物をするなど、自分なりのストレス解消方法を見つけておくようにしましょう。

 

コミュニケーションが苦手

人と関わりたくないという心理には、もともと話すのが苦手だったり変なことを言って笑われたことがあるなどのトラウマによって、人と話をしたくないというパターンもあります。

こうした人がコミュニケーション重視の職場に配属されたりすると、緊張感や苦手意識によるストレスで、ますます心が疲れてしまいます。

このような方は、無理してコミュニケーションを取ろうとせず自分の仕事をもれなく仕上げることに集中しましょう。多少口下手でもミスなくきちんと仕事ができるということが周囲に認められれば自信につながり、自然とコミュニケーションも上手になります。

 

人間嫌いである

そもそも人間が嫌いで、人と関わりたくないという人もいます。普通の人がストレスなどで人と関わりたくないと思うのとは次元が違い、人間嫌いの人は電車や人混みなどとにかく人がいるところにすら行きたくないというレベルです。通勤通学自体が苦痛で引きこもってしまうことが多いので、早めの対処が必要です。

人間嫌いの人は人間不信に陥っているため、無理に人と関わらせると逆効果になります。しかし外で働かなければいつまでも自立できません。

なるべく人と関わらないですむ夜勤の仕事や、黙々と作業する工場などでまずは外に出る習慣をつけましょう。それでも多少は雇い主や同僚と交流があるはずです。このような人との関わり合いを少しづつ積み重ね、人間不信を緩和していきましょう。

 

人と関わりたくない原因は様々ですよね。普段は人が好きで社交的な人も、もともと人と関わることがあまり好きではないという人も、人と関わりたくないと思う自分の心に戸惑い困っていることでしょう。

それは、他人と関わらないでいることには人生が成り立たないと分かっているからです。できれば何のストレスもなく無邪気に人と関わりながら暮らしたいのです。ですから、上手く人と関われない時があると人生に影響が出そうで不安になります。

その状態が続くと、うつ病など精神的な疾患にかかってしまうことも。そうなる前に、自分がなぜ人と関わりたくないのか分析し早めに対処しておきましょう。あくまでも無理せずマイペースに。

まとめ

人と関わりたくない時の対処法は、

・負けず嫌いタイプは競わない1日を楽しもう
・八方美人タイプはあえて人を避けることで緊張を解放しよう
・人間関係のストレスは自分なりの方法でこまめに解消しておこう
・コミュニケーション下手は無理に話さなくとも良い。まずは自分の仕事をこなすこと
・人嫌いを治すにはとにかく外に出ることから。毎日少しづつ人と関わっていこう

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