不安感でいっぱいで眠れない夜を1人で過ごすのは辛いですよね。一つ不安に感じることが出てきたら、次から次へと不安があふれ出して、何だか全てが嫌になってしまったり、人生に絶望してしまったり。
世の中にはポジティブな人、ネガティブな人がいますから、ポジティブな人から見れば、どうしてそんなに不安感に苛まれているのか理解してもらえず、更に孤独を感じることもあるのではないでしょうか。
誰だって好きで不安を感じている訳ではないのです。出来れば不安を感じず、心穏やかに毎日を過ごしたいと考えているでしょう。
不安感を解消する方法を知っておけば、次から次へと不安の渦に飲み込まれるのを防止することができ、心強いお守りになりますよ。そこで今日は、不安感解消法を知って自分を安心させる方法についてお伝えします。
1.過去の自分が今の自分を想像できたか思い出してみる
不確定な将来のことに不安感でいっぱいな人に有効な方法が過去の自分が今の自分をどう想像していたか思い出してみる方法です。
例えば、今、あなたが25歳だったとしましょう。5年前の20歳や、10年前の15歳に想像した未来の自分像と今の自分は全くのイコールでしょうか。全く想像通りどころか、全く違う自分になっていたりはしませんか。
人が思い描くことができる未来は限られています。しかし、その想像以上のことが起こるのが人生なのです。
15歳の頃、25歳になったら愛する旦那さんと子どもと幸せな家庭を築いていると想像していても、実際は恋ではなく仕事に打ち込むキャリアウーマンになって海外に住んでいるかもしれませんし、5年前の20歳のころは大きな失恋をしてもう誰も好きになれない、一生一人で生きていくと想像していても、実際はもっと好きな人と出会って毎日幸せにしているかもしれないのです。
こう考えると、根拠のない未来の自分を想像して不安になっている時間を過ごすのは無駄なことだと感じませんか。将来の心配をするのは1年後までで十分なのですよ。
2.暇なことを自覚する
不安感を感じやすい人の特徴に、自分から進んで不安になる要素を見つけ出すというものがあります。中には、今現在、満たされた幸せな生活を送っているのに、この幸せも長く続かないのではないだろうか、壊れてしまうのではないだろうかと不安でいっぱいにしてしまう人もいるのです。
そのような場合は、自分が今、幸せで生活に余裕があり暇な状態なので余計な不安感を見つけ出してしまっていることに気づきましょう。
例えば、飛行機乗る際に、仕事などで時間に追われながら飛行機に乗れば特に何も考えずに乗ることが出来ても、時間に余裕があると、飛行機が落ちないか、トラブルはないかなど余計な心配をしてしまうことがあるでしょう。それと同じなのです。
根拠のない不安を見つけ出して考え始めた時には、「あ、私は今暇なんだな」と自覚して、自分を忙しくしてあげましょう。
3. 食べて寝る
「食べて寝る」なんて、何て普通のことを言っているのだと感じるかもしれませんね。しかし、心が不安定になるとき、多くの人が睡眠不足だったり、忙しくてきちんと食事をとっていなかったりします。「食べる」「寝る」という行為は体の健康のために大事だと考えるかもしれませんが、実は心の健康のためにも大事なことなのです。
最近、不安感でいっぱいという人は、ここ数日を振り返ってみてください。忙しくて、食事を抜いていたり、あまり眠れていなかったりしませんか。そんなときには、まず食べて寝ましょう。自分の好きな物を食べて、お布団でゆっくり休めば心の疲れや不安感も薄れていきますよ。
以上、不安感解消法を知って自分を安心させる方法についてまとめてきました。不安感をなくすためには根拠のない想像をして自分を苦しめていることに自分で気付くことが大切です。
しかし、日本人は遺伝子的に不安感を抱きやすい民族といわれています。だからといって悲観的になる必要はありません。不安感を抱きやす人にはメリットもあるのです。
それは、不安感を抱きやすい人は、慎重なので交通事故に遭いにくかったり、記憶力がよかったり、不安感から他人に気を遣うので人間関係が良好になり易いという特徴があるのです。こう考えると不安感を抱きやすことも悪いことばかりではなさそうですね。
そもそも不安感は自分を守るための大切な感情です。しかし、それに支配され過ぎて、自分の人生を楽しめないようではもったいないですよね。心の中で不安感が暴れだしたら「今日は、ここまで」という言葉を使ってみましょう。あふれ出す不安感を一旦止めることで、冷静になり不安解消法を思い出すことが出来ますよ。
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