「抽象化せよ」に騙されるな!物事の本質を見抜く2つの方法


ここ数年「物事を抽象化せよ」なんてことがあちこちで言われてますが、あまりそこだけに意識をもってかれないように気をつけましょう。

何故かというと、物事の抽象化、これを本当にちゃんと出来ているひとは良いのですが、間違った捉え方をしていると、ぼんやりした思考が板についてしまい、物事の本質が見えなくなるだけでなく、日常生活やいろいろな物事に対しての情熱や熱意が失われてしまいます。

なので今日は、誰にでもできる、物事の本質を見抜く2つの方法をお伝えします。

理論思考でコアを見つける

抽象化とは真逆の方法で、論理的に物事を探って行く方法です。元々、理論思考のひとはこの方法をつかうと、良いでしょう。

例えば「仕事の出来る人」と出会ったらその人は

・何が出来るのか?

・何が秀でているのか?

・なぜ出来る人なのか?

・どうしてそうなることができたのか?

・この先いったいどうなっていくのか?

・なぜ、そう思うのか?

これらの事柄をよーく観察して、人や物の真ん中にある「核(コア)」を見つけます。出来れば紙に書き出してみると良いでしょう。

良い物事に対しては、あなたにとって、学びになるもの、参考にすべきものがみつかりますし
偽物やハリボテ、漠然とした違和感を感じている物事の場合、答えが出来てこないはず。

つまりこれを行うことで、悪い人に騙されたり、将来性の無い物事に無駄な時間を取られることがなくなります。

 

集中と意識を使い分ける

恋愛でも仕事でも見る人、関わる人、その立場によって、同じ物事にもたくさんの視野、視界、思考、印象があります。

これは、それを見る目を養う方法です。

集中することと、意識を向けること。この二つの違いってわかります?集中するというのは、針の穴を糸に通す時のように、ごく一つの物事の、一点に向かうこと。

意識を向けるというのは、針の穴に糸を通す時に針の穴と糸の先だけではなく、もう少し遠くからその物事を全体から見ているイメージ

なんとなくわかります?

集中というのは、ごく一点にフォーカスしている
意識を向けるというのは、その周辺をみている状態

全然違いますよね。

つまり複数の視点をもって、物事に取り組むということです。

こういった視点を持てば、独りよがりにならずに済みますし、色々な方向からその物事を眺めることで、いままで気がつかなかったことや見落としてしまったことを発見することもできます。

テーブルの上に置いた携帯電話

5cmの距離で見たら、携帯電話の本体しか見えませんが、1M離れたところから見れば、テーブルの上にある他のものや、部屋の形、色々なものが見えてきますよね。

どちらが、、、というのではなく、両方の視点を身につけましょう。

余談ですが、物事に集中するのが苦手なひとは、机の上の小さな傷や、四角いものの角など、ごく一点をじっと見つめる訓練をしてみましょう。繰り返し行うことで意外と集中力が身に付きます。

物事を遠くからみることが苦手な人は、自分の感情や意見を一旦OFFにして、会社や部署、部活や、家族のひとりひとりが、いったいどんな気持ちでその物事に関わっているかを、じっくりと考えてみてください。これはコミュニケーション力の向上にも役立ちます
以上、いかがでしたか?

物事や視野の抽象化って、便利ですし良い視野、視点なのですが、言葉のとおり抽象的なものなので、だれでも「出来たような気持ち」になってしまうので、ちょっと危ないんです。

ですから、流行とか、周りが〇〇だから、、、に惑わされずに自分にあった考え方を選んで使うようにしてください。

では、今日のまとめです

〜物事の本質を見抜く2つの方法〜

・理論思考でコアを見つける
・集中と意識を使い分ける

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  1. 山本参上 より:

    多数派の逆を行け!と、つまり そゆことだ。 難しい言葉はいらない。少数にこそ真意はあるのだ。