読心術を身につけて、相手を虜にする7つの方法


読心術というのは、相手の仕草や表情から感情や考えていることを読み取る技術の事、読心術を身につけると、その応用で相手の感情をある程度コントロールする事もできるようになります。

例えば、初対面の相手でも、少しよそよそしい相手でも、読心術を使えばもっと身近になり、誰とでも打ち解ける事ができる様になるかもしれません。また、自分の話に耳を傾けさせ、自分に関心を持ってもらう事も可能です。

そこで今日は誰にでも身につけられる簡単な読心術を使って、相手を虜にする方法をお伝えします。

目線を誘導する

「目は心の鏡」という言葉が示す通り、人の心情は目に表れます。一般に目線が左に動く時は記憶の捜査と思考、右側に動く時はイメージの創造をしていると言われます。だから、何かを思い出す時は目線が左上に動き、嘘の話を創造する時は目線が右上に動くそうです。

この読心術を応用して話の内容によって目線を誘導してみましょう。思い出話は左側に目線を誘導して話し、アイデアが欲しい時には右側に目線を誘導して話しかけると反応が良いでしょう。

 

動きを合わせる

テレビを見ていて、好きな芸能人とついつい同じ表情をしてしまったりすることがある様に、人は好意を持っている相手とは同調しやすい、という心理があります。無意識でも自分が好意を抱いている人とは、つい同じ動作をしてしまう事があるそうです。

この心理を使って、自分に興味を惹かせることができます。例えば、同じタイミングでくしゃみをするとか、席を立つタイミングを相手に合わせるとか、わざとやっている事を相手に気づかれない程度に仕草を同調させていくと、そのうちあなたに好意を持ち興味を示す様になります。

 

相手の心を開かせる

読心術において、手や腕の動きには無意識の感情が表れやすいと言われています。特に相手に警戒心を抱いている場合には、腕組みをしたり手を握ったりという仕草に表れます。

そこで、相手がそういった仕草をしているようなら、その仕草をブロックする事で警戒心を和らげることが出来るでしょう。具体的には、相手に何かを渡すとか、何か書いてもらうとか、手相を見せてもらうとか、とにかく腕組みをさせない、手を握らせない体勢にする事です。

 

相手に心を開く

自分自身の仕草で相手の警戒心を和らげる方法もあります。人の心理は手や腕の動きに表れやすいですが、読心術を知らなくても、その仕草に表された心理は無意識に相手に伝わります。ですから、相手の警戒心を解くために、自分の方から相手に親近感を感じさせる仕草でサインを送りましょう。

具体的には、腕を伸ばし大きく開く様にし、相手に対して手のひらを見せる様にしてください。その仕草で、自分が相手に対して心を開いている事が無意識のうちに伝わるでしょう。

 

自尊心を刺激する

読心術では、やたらと髪を触る人は自分の容姿に自信があり、自尊心の強いタイプと言われています。また、話すときに背筋をまっすぐに伸ばすのもこのタイプ。

このような仕草が相手に見られたら、むやみに否定的な意見をするべきではないでしょう。先ずは相手の意見を肯定して、相手の良いところを褒めるなど良い気分にさせてから、本題の話をした方が良いかもしれません。

 

緊張をコントロールする

相手が脚を閉じてイスに浅く座っている場合、読心術的には緊張していることを表しています。相手がその状態でざっくばらんな話をしても、打ち解ける事はないでしょう。そんな時は、他愛もない雑談をしながら相手の姿勢が変わる様に仕向けましょう。

例えば、飲み物を勧めるとか座っている場所を移動してもらうとか、相手の緊張を表す姿勢が解ける様にします。逆に、緊張してもらいたい時には自分から緊張の姿勢を取る事です。その姿勢を見せることで無意識に緊張が伝わり、相手の姿勢も同調してくるはずです。

 

相手の心に入り込む

人にはパーソナルスペースと呼ばれるものがあります。親しい人以外はその距離内に近づいて欲しくないと思う領域の事です。人は他人がその領域に踏み込むと不快に感じ緊張を伴います。ですから、近くに寄ってみて緊張や不快の仕草が無ければ、その人は好意を持っていると読心術で分る訳です。

と言う事は、そのパーソナルスペースに踏み込んで、相手の緊張感を解くことができれば、相手は好意を持って接してくれる様になるはずです。読心術を応用しながら相手のパーソナルスペースに入る事ができれば、きっと誰でもが虜になることでしょう。

 

以上、読心術を応用して、相手の警戒心を解き虜にする方法をお伝えしました。読心術とは心理学の中の「非言語コミュニケーション」という分野の研究を応用して、人の仕草や姿勢から心理を読み取る術です。

この非言語コミュニケーションは、相手の心理が読み取れるだけでなく、こちらの心理を無意識のうちに相手に作用させることもできるので、それらを使えばある程度、相手の心理をコントロールする事もできるでしょう。人見知りの人や、誰かにアプローチしたい人、営業が苦手な人など、ビジネスやプライベートの様々な場面で試してみてください。

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