私たちが目標を立てる時、必要な事「目標」と同時に「どうやって目標を達成するか?」これを忘れてはなりません。
ゴール(目標)だけを立てて「達成方法」に目を向けなければ、どんなに小さな目標も達成することは出来ないでしょう。つまり、「単なる夢」で終わってしまうということです。
ところが…
「それは分かっているんだけど、どうやって達成方法を見つけるの…?」
と、こう思ってしまいますよね。
重要なのは、「喜怒哀楽」で物事を考えること。精神論ではなく、「気持ちの切り替え」こそ目標達成への最短の道のりなのです。
「目標を立てても達成できない…」
このような悩みを持っているのであれば、ぜひ「喜怒哀楽」に焦点を当てた「気持ちの切り替え術」を知っておきましょう。そうすることで、目標への達成を「自分の力」でたぐり寄せることが出来るようになります!では今から方法をお伝えします。
朝に声を出してみる
早起きは得意ですか?「早起きは三文の徳」という諺(ことわざ)がありますが、この言葉は本当です。
もとはと言えば「人よりも時間を多く取る→人よりも多く努力が出来る」ということの大切さを表現した言葉。
でも朝の時間、眠い目をこすって、「はぁ…、あと30分で出勤か…」と憂鬱になるひとも多いですよね。
その場合は、「朝に声を出す」ことを行ってみましょう。
「大きな声で元気よく!」
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、「その日が来るのを待っていた!」というコンセプトのもと、ポジティブな言葉を声に出して発して下さい。
すると、不思議なことにテンションが上がります。布団の上で「グーッ!」と伸びをして、あくびをしながら笑顔で「んんっ!気持ちの良い朝!」と言うと、ひとは自然とそんな気持ちになってくるのです。
特に、一人暮らしをされている方にはオススメします。一人暮らしの場合、朝の挨拶をする相手がいません。したがって、「会社に出勤するまで一言も言葉を発しない」という方が多いのです。
言葉に出して発してみると、「一人暮らし+朝のどんよりした気分」が大きく改善しますよ。効果の大きさは人によって異なると思いますが、少なくとも、「全く気分が変わらない」という方は少ないでしょう。
よほど健康状態が悪くない限り、「朝の声だし」はどんよりした気持ちをフレッシュな気分に切り替えてくれます。
そうすることで、その日のスタートから「よい気持ち」で行動を開始できますので、午前中の作業効率も大幅にアップします。当然、目標達成にも大きく役立つことでしょう。
日光を部屋に取り入れましょう
朝の目覚め、まず皆さんは何をしますか?
「トイレに行きます」
「水を飲みます」
「顔を洗いに行きます」
様々だと思いますが、「目覚めてすぐにやってほしいこと」があります、それは「カーテンを開ける。
ある民間団体の調査で、「若年層の多くは、朝の目覚め時にカーテンを開けない」という結果が出ました。
そもそも人間の体内には、「体内時計」という機能が備わっています。体が時間を刻み、「朝だから起きる」や「昼過ぎだから眠くなる…」、「夜だから寝よう」という指令を脳に出しているのです。
この体内時計は、実は「25時間」で一周します。一方、現実の世界の一日は24時間で一周します。つまり、現実の時計と体内時計とでは「1時間のズレ」が生じているんですよ。
したがって、どこかでズレを補正してやらないと、ズレはどんどん大きくなり、やがて体内時計はリズムを崩すことになります。
では、どうやってズレを補正することが出来るのでしょうか?それが「目覚め時の日光」なのです。
目覚めと同時に日光を十分に浴びることで、体内時計はリセットされる仕組みとなっており、「おっ?朝ですか?じゃあ時計をリセットします」となるんです。
結果、体内時計が脳に「一日が始まりましたよ!」という指令を出すため、気持ち的に「一日が始まった!」という気分になるのです。
一方、ズレが上手く補正できていないとします。たとえば、現実の世界で朝を迎えても、体内時計が「夜」だったらどうでしょうか?たとえ朝を迎えたとしても、「夜なので寝た方が良いのでは…?」と体内時計が指令を出すため、「よし!一日が始まった!」というフレッシュな気分になれません。
結果、どんよりした気分で出勤することになり、当然、作業効率も上がりません。
これでは何をやっても中途半端な結果に終わる可能性が高く、当然、目標達成は難しくなるでしょう。
ぜひ皆さんも、目覚めと同時にカーテンを開けて日光を浴びましょう。そして体内時計をリセットして、心身ともに「一日のスタートだ!」という気分を味わって下さい。
あなたの部屋の床は見えていますか?
あなたの部屋はキレイですか?それとも散らかっていますか?この話は「気持ちの切り替え」というよりも、むしろ「心理的な効果」を狙ったものです。
皆さんが生活を送っている部屋には、生活道具などが置かれているでしょう。机やベッド、本棚もあるかもしれませんね。
と、ここで部屋を見渡して下さい。
「部屋の大きさに対して、どの程度の床の広さが見えていますか?」
これをチェックして欲しいのです。近年の学生や社会人に関しては、「中間層が少なくなってきている」というデータが出ています。つまり、「目標をドンドン達成する人」と「何をやっても中途半端で終わる人」の、両極端に分かれつつあるということです。
この両者を調査すると、目標をドンドン達成する人の場合、「床がたくさん見える」という傾向にあることが分かったのです。
つまり、サッパリした部屋というか、「無駄に散らかったものがない」という部屋になっていることが多いのです。
そこで、もう一度あなたの部屋を思い出して下さい。
■脱ぎ散らかした服で、床が見えない部分がある
■広げっぱなしの雑誌が無造作に床に置いてある(その部分の床が見えない)
■部屋の隅にはホコリが溜まっており、床がハッキリと見えない
このような状況になっていませんか?もしそうであれば、ぜひ部屋の片づけを行って下さい。見える床面積を少しでも大きくするのです。そうすることで、目標達成できる可能性が上がると言えます。
ところで、見える床面積が大きくなれば、なぜ目標達成できる可能性が大きくなるのか?
それには様々な説がありますが、「見える床面積が大きい=部屋を広く感じる=部屋で縮こまらない」という説が有力。
見える床面積が狭くなれば、部屋そのものが狭く感じます。結果、部屋の中での行動範囲が「ベッドの上だけ」となり、極めて限られた行動範囲の中で生活をすることになります。
当然、行動範囲が狭いために「部屋で行うこと」も限られるため、「勉強など、様々な努力が出来ない」という生活スペースになっているのです。
広く見える部屋は、行動範囲を広くします。結果、色々な努力を行うことによって目標達成に近づくということ。
ぜひあなたも「見える床の面積」に着目して、少しでも部屋の中の行動範囲を広くしておきましょう。
集合ポストのチェックを欠かさずに
「一軒家に暮らしている」や「実家が一軒家で、親と同居している」という場合は別として、「一人暮らしでアパートに住んでいる」という方、多いですよね。
その場合、「集合ポスト」と「部屋ポスト」の2つがあると思いますが、皆さんは集合ポストをこまめにチェックしていますか?
していない人が多いですよね。中には、「部屋ポストは毎日チェックするけど、集合ポストは週に1回くらい…」という方もおられます。
実は、これが「有効な情報収集を阻害している」と言えるのです。なぜなら、たとえ広告や不必要なチラシばかり入っている集合ポストでも、「その日にポストに入れられた情報は最新のもの」と言えるからです。
たとえば、宅配ピザのチラシが集合ポストに入っていたとしましょう。よくある光景ですね。もちろん、ピザに興味のない人には「不必要な情報」と言えます。
しかし、「不必要な情報である」と認識すること自体が、日々の情報収集の重要な部分と言えるのです。
「情報の振り分け」
という言葉がありますが、目標を達成するために非常に重要なことでもあります。「必要or不必要」を振り分けることで、「今の自分に本当に必要なものは何か?」が見えるようになってくるため、「目標達成に必要な情報や行動」も自然と見えるようになってきます。
一方、「どうせチラシだけだから…」という理由で集合ポストをチェックしていない人は、日常的に情報の振り分けを行っていないことになります。
この違いは大きいですよ。たとえば、目の前に「2つの箱」があるとします。1つは正解の箱で、その中にはあなたに必要な情報が入っています。もう1つの箱はハズレで、中には何も入っていません。
この場合、正解の箱を探す方法もありますが、「不正解の箱を見破り、もう1つの箱を開ける」という方法もあるでしょう。いわゆる「消去法」になるのですが、正解の情報を見つけるには「不必要な情報を捨てる」という方法も有効なのです。
その積み重ねが目標達成への道を切り開いてくれることもあるため、ぜひ集合ポストをチェックして、毎日のように情報の振り分けをしておきましょう!
不利な状況こそチャンス!
次のような状況を想像して下さい。
勤めていた会社がアメリカ企業に買収されました。そして、社内の公用語が英語と決まった場合、あなたは「不利な状況」に立たされることになるでしょう。
いかがですか?上記のような不利な状況、皆さんはどのように対処するでしょうか?
目標達成が上手い人は、このような「不利な状況」を上手く「チャンス」に変える能力を持っています。具体的に解説していきましょう。
たとえば、社内で「TOEIC受験命令」が出たとします。最近は多いですね。人事などから「TOEICで○○点以上取得しないと、出世に影響する」というケースです。
当然、従業員は勉強を開始するでしょう。しかし生半可な気持ちで勉強に挑んでも、途中で挫折するに決まっています。つまり、社内には多くの脱落者が出ることが予想されるのです。
ここで、目標達成が下手な人の場合、「他人を見て自分の状況に安心する」という癖が付くことになります。たとえば、「勉強するのが嫌だ。だから勉強しない…」となった時、不安になりますよね?勉強していないんですから。ところが、翌日に出勤して同僚と話をしていると…
「いやぁ~、俺もやってないんだよね…」
「ちょっと前に受験したけど、全然ダメだった…」
という話を聞いたとします。すると不安感が薄れていき、「勉強しない不安感」が「勉強しなくても大丈夫という安心感」となるため、自分の中の「やる気」や「ハードル」が一気に下がってしまうのです。
これでは目標を達成することなど不可能でしょう。自分自身で高いハードルを設定できないため、目標達成に必要なエネルギーが出ないのです。
一方、目標達成が上手い人の場合…
「ふ~ん…、やっていない奴が多いのか。つまり、勉強した少数派が目立つわけだな…」
と考えます。
TOEICで目標達成すると、「出世に良い影響が出る」と分かっているのです。しかし、100人や200人が達成してしまうと、その恩恵が自分にまわってくるか不透明です。別の言葉で表現すると…
「1人当たりの分け前が減ってしまう」
ということになるんですね。ところが、脱落者が多いとなれば、
「よしよし…。1人当たりの分け前がドンドン大きくなるな…」
と考えるようになり、周りがやらないほどに、その人だけ「やる気」を出すようになっていきます。
これが、目標達成の上手いor下手の分かれ道です。周りを見て自分の状況に安心感を覚えるのではなく、周りの不利な状況を見て「自分の取り分が増える」と考えることが大切なんですよ。
ちょっと分かりにくい例かもしれませんが、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という下手なジョークがありますよね?たとえ悪いことでも、皆がやっているために「悪さが目立たない」という意味です。
一方、目標達成が上手い人の場合、「赤信号、一人ぼっちで青を待つ」と考えているのです。よく考えれば当然です。皆がズンズン歩いていく中、一人だけポツンと待っているのです。当然、他人の目は「待っている一人」に向けられるでしょう。目立っていますから。しかも、一人だけ「正しい行動」をしているんですね。
こうすることで他人との差を広げ、気がつけば大きな差となって上位に立つことが出来るのです。
ぜひ皆さんも、周りの状況で安心感を覚えるのではなく、「周りがやっていないからこそ、大きなチャンス!」と考えるようにして下さい。
細かく中継ポイントを設定する
例えば今のあなたが、家庭の事情でどうしても宅建の免許を取得なしければならなくなったとします。でも、きっとあなたは不動産の世界とは無縁の世界で生きてきましたよね。つまり、宅建合格には「ゼロからの勉強が必要」と言えるでしょう。
当然、目指すべき目標(宅建習得)は高いハードルとなります。本来であれば、目標は低く設定しておき、達成感をこまめに味わうことが肝心です。しかし上記のように、時として高いハードルに立ち向かわなければいけない時もある。
そんな時には、出来るだけ「目標達成までの中継ポイントを多く作る」を心がけて下さい。
上記の宅建取得に関しても、全くゼロから勉強を開始する場合、超すべきハードルは相当に高いと言えます。
ところが、宅建の試験をよ~く分析すると…
■土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること
■土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること
■土地及び建物についての法令上の制限に関すること
■宅地及び建物についての税に関する法令に関すること
■宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること
■宅地及び建物の価格の評定に関すること
■宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること
この7つの分野に分かれています。宅建合格には上記の7つの分野すべてを網羅する必要がありますが、「こまめに中継ポイントを作る」という観点に立てば、「7つの中継ポイントが作れる」ということになるのです。
つまり、全体的に勉強をするのではなく、1つの分野に絞って徹底的に勉強するのです。そして過去問などを活用して、「その分野だけの過去問に挑戦する」を行う。
こうすることで勉強のメリハリを宅建合格まで「7つ」も作れるため、違う分野に行くごとに「中継ポイントで休憩できる」という学習計画を立てることが可能です。
また、「1つの分野に絞るのではなく、まずは専門用語を徹底的に覚える」という下準備から始めても良いですね。専門用語の理解は「その後の学習効率を上げる効果」を持っているため、下準備として入念に行う価値は大きいでしょう。
余談ですが、宅建の試験には「独特な日本語表現」が多く見られます。例えばこんな感じ。
「A所有の甲土地につき、AとBとの間で売買契約が締結された場合における次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。」
いかがです?いかにも国家資格という感じがする日本語ですよね?読みにくいし分かりにくい…
しかし、このような表現が多く出てくるのは事実です。たとえば、上記の問題の「甲土地」という専門用語、これは「ある土地」という意味であり、特別な意味は持っていません。「とある土地」と訳しておけば良いでしょう。
それを踏まえて上記の問題をかみ砕いて訳すと…
「Aさんが所有している土地に関して、AさんとBさんの間で売買契約が結ばれました。この時、民法や過去の判決例で言えば、次のうち正しいのはどれだ?」
という意味になります。
最初からかみ砕いて質問してくれれば良いのですが、「分かりにくい日本語に慣れる」という作業を、宅建習得の第一歩にしても良いと思いますよ。こうすることでより多くの中継ポイントが出来るため、「勉強のメリハリが付く=達成までの道のりが軽く感じられる」という効果が生まれます。
それをやる【意味】を理解する
こんな話があります。
ある刑務所で実際にあった話で、かつてその刑務所では、様々な「精神的な人体実験」が行われていました。
ある日、1人の囚人が刑務官に呼び出されました。呼び出されたのは刑務所内の庭で、土のグラウンド。
すると刑務官が囚人にスコップを渡し、こう言いました。
「そこを掘れ。そして土をここに盛れ。」
つまり、穴を掘って出た土を、数メートル離れたところに盛るという作業です。囚人は「なんでそんなことをするのか…?」と、意味が分かりませんでした。しかし、命令通りに穴を掘り、少し離れたところに土を盛り始めたのです。
掘り始めてしばらく経ち、穴の深さが1メートル弱になりました。すると刑務官が…
「よし!盛った土で穴を埋めろ。そして、今度は土を盛った場所に穴を掘れ。」
と、こう言ったのです。
囚人は、それをする意味が理解できません。しかし言われたとおりに、盛った土で穴を埋め、今度はそこに穴を掘り始めました。
そして新しく掘った穴が1メートル弱になったところで、
「よし!穴を埋めろ。そしてその場所にもう一度穴を掘れ。」
と、刑務官は命じました。
このような作業を何時間も続けていると、急に囚人が錯乱し始めたのです。実はこれは、「精神的な人体実験」
なにが目的だったのか?というと
「ある行為を行う【意味】が全く理解できない時、その行為を延々と続けると、人間の心にどのような影響が出来るのか?」
というものです。
つまり、何か目的があって穴を掘らせていたのではありません。土を盛らせていた目的もありません。目的や意味が全く理解できない状況下において、「その行為を行い続けること」と「人間の精神」との関連性を見るための実験だったのです。
結果、上記の通り「意味が理解できない行為を行い続ける」ことは人間の精神に大きな悪影響を及ぼすことが判明したのです。囚人は錯乱してしまいましたからね。
そう、私たちは
「それをする【意味】が分からなければ、持続して行うことは難しい」
あなたが住んでいる場所は刑務所の中ではありません。私たちは自由です。刑務官に無理やり命令されることがないため、「意味も理解せずに1つの事を行う」には「嫌になる→挫折する」というリスクが伴うと考えて下さい。
したがって、目標を達成したい場合、「これを行うことは、目標達成にどう結びつくのか?」をシッカリと考えることが重要なのです。
意味や価値も理解せずに、ただ闇雲に努力をするだけではいけません。上記の通り、「意味を理解しない行動」は人間の心に大きな悪い影響を与えるのです。
目標達成には「継続」が不可欠です。したがって、継続性を持たせる努力を行うためにも、「なぜ、私はそれをするのか?」を明確に理解することが重要なのです。
さて、このように目標達成には様々な要素が関係しています。上記のうち、どれか1つでも良いので、ぜひ皆さんの努力の中に組み込んで下さい。
この記事が、少しでも皆さんの目標達成のお役にたてれば幸いです。
まとめ
喜怒哀楽で達成目標!あなたの未来をかえる為に
1:朝に声を出してみる
2:朝日を部屋に取り入れる
3:床の見える部屋にする
4:毎日集合ポストをチェックする
5:不利な状況こそチャンスと捉える
6:目標達成までの中継ポイントを沢山つくる
7: それをやる「意味」を理解する
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