人を惹きつける話し方が身につく7つのヒント

人を惹きつける話し方が身につく7つのヒント
話し方が上手だと仕事もうまくいきますし、恋愛においても異性にモテますし、よいことづくめですよね。話し方が上手な人のことを「いいな」とうらやましく思ったことがある人は多いでしょう。しかし、話し方が上手なのは天性の才能ではありません。努力して人を惹きつける話し方をしているのです。

人を惹きつける話し方を無意識で実践できる人はごくわずかです。上手な話し方をする人は必ずいくつかのことを意識しながら話しています。それは、聞き手が「聞きやすい」「わかりやすい」と感じることができる話し方のコツです。

とはいえ、どんな風に話したら聞き手にわかりやすいと思ってもらえるのかわかりませんよね。そこで今回は、人を惹きつける話し方を身に付けるためのヒントをお伝えします。

アイコンタクト

人を話に惹きつけるためには、聞き手の注意を自分の方に引かなくてはいけません。注意を引くにはいくつかの方法がありますが、一番簡単なのが利き手と目を合わせてアイコンタクトを取ることです。

アイコンタクトと言っても一人の相手をじーっと見つけるのではなく、文章1つごとに見る相手を変えるくらいのペースが適度です。人は自分に語り掛けられていると感じると自然と話しを聞く態勢になりますから、上手な話し方にアイコンタクトは欠かせない要素なのです。

 

聞きやすいスピード

話すスピードが早口だったり、滑舌が悪くて話が聞きづらいと聞く気が失せてしまいますよね。人を惹きつける話し方では、話すスピードも重要なポイントになります。

速すぎてもいけませんし、何度もつっかかってもいけません。1分間で300文字程度の文章量を話す速度がベストです。一度自分が話しているのを録音してスピードが適切かどうかチェックしてみましょう。

 

抑揚をつける

話すスピードが適切でも単調な話し方だと聞き手は飽きてしまいますし、話の内容が頭に入ってきづらいですから集中できません。人を惹きつけるためには、話に抑揚をつけることが必要です。

重要な部分は声の大きさを大きくしたり、その直前に少しだけ間を置いたり、また、スリルのある部分は話すスピードを少し上げるなどの工夫をして感情を込めた話し方を心がけましょう。落語家の話し方はよいお手本になります。

 

専門用語はNG

聞き手を話に惹きつけるためには、まず第一に聞き手が理解できる内容の話であることが大切です。例えば、自分が日本語しかわからないのに理解できないポルトガル語で話をされても惹きこまれるどころか理解ができませんよね。

言語の違いは極端な例ですが、日本語の中でも専門用語やカタカナ言葉がそれに該当します。聞き手がわからないかもしれない専門用語やカタカナ言葉を使うのはいけません。理解できなければ、その時点で話の内容に追いつけずに脱落してしまいますし、もやっとした気持ちになってしまいます。

 

冗長的はNG

人が飽きてしまう話し方の1つとして挙げられるのが冗長的な話し方です。「~で、~だったので、~だと思いつつ、~をしようとしたんですけど、結局~できなくて、~へ行くことにして~…」などと、句点で文章をつなぎ過ぎると聞き手は理解できなくなってしまいます。

話し手の方が理解できていることかもしれませんが、聞き手は映像がない状態で頭で想像しながら話の内容を理解するのですから、文章はダラダラつなげずに短文に区切るのが上手な話し方のポイントです。

 

共感とオチでの裏切り

人を惹きつけるための基本的な話し方がマスターできたら、いよいよ話の内容にも工夫を入れていきましょう。人が話にのめりこんでしまうポイントの一つに共感ポイントがたくさんあることが挙げられます。

共感できる話だと理解しやすいですしスムーズに話に入っていけます。しかし、ただ共感させるだけでは強く印象に残りません。そこでオチでは共感を裏切るのです。初めて共感や予想を裏切られたことで、聞き手は衝撃を受け、強い印象に残る話になるのです。

 

話し方の手法選び

上手な話し方の方法として、結論ファーストがよいとか起承転結がよいと聞いたことがあるでしょう。結論ファーストと起承転結は真逆の手法ですが、どちらかが間違っているわけではありません。話の内容によって手法を使い分けると良いのです。

ビジネスの場においては結論はなんなのかが最優先で求められる場面があります。この場合には結論ファーストで話を展開します。しかし、体験談や日々のできごとを話す時には起承転結の方がドラマがあっておすすめです。このように聞き手にとってどちらか喜ばれるかを想像して話し方を変えることが大切です。

 

さて、話し方と一言で言っても、そこには声のトーンや音量、スピード、話し手である自分の表情、仕草などの基本的なポイントと話の内容というメインの部分があり、その要素はたくさんあります。今回はその中から意識すれば誰でも実践できる7つのヒントをお伝えしました。

しかし、いざ大人数の前にでて話すとなると、緊張してこんな細かいことは気にしていられないという事もありますよね。そんな時は、細かいルールやポイントを思い出そうとすることに努力をするよりも、聞き手の顔を見て「理解できているかな」と注意を向けることが大切です。

今回お伝えした上手な話し方のポイントはすべて、聞き手が理解できるか、面白いと思えるかを達成するための要素でしかありません。ポイントだけ理解できていれば、細かいことは気にしなくても自然と人を惹きつける話し方になっていけるはずです。場数を踏んで話すことに慣れていきましょう。

まとめ

人を惹きつける話し方とは

・聞き手とアイコンタクトを取りながら話す
・話すスピードは1分間で300文字がベスト
・重要な部分は感情をこめて話し抑揚をつける
・専門用語をつかわないわかりやすい日本語
・句点で文章をダラダラつなげず短文にする
・共感を得ながらもオチでは共感を裏切る
・結論ファーストか起承転結は話題によって変える

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