男性であれ女性であれ、離婚を経験している人はバツイチであることを多少なりとも引け目に感じています。恋愛であれば誰でも一度は失敗をするものですが、結婚となれば親族を巻き込んで戸籍を傷つけた大きな問題ですので、恋愛や自分に対して大きく自信を失っています。
また一般的に女性は失恋から立ち直るのが早く男性は引きずるといわれています。女性の恋愛は「上書き保存」をして忘れることができますが、男性にとっての恋愛は「ファイル別に保存」のため、新しい恋人が出来てもなかなか踏み込むことができないのです。
しかしいつまでも古い恋を引きずっていてもどうしようもありませんから、前を向いて前進あるのみ。新しい恋人は元奥さんとは別の人ですので、同じ価値観で見ていても幸せになるこはできません。今日はそんなバツイチ男性の心理を上手に恋人に伝えて、幸せに結婚する方法をご紹介しましょう。
再婚に対して慎重であることを伝えよう
現在付き合っている恋人がどんなに素敵な女性でも、一度離婚をすると再婚に対してとにかく慎重になります。相手の期待に応えたいけど、自分に自信がない、また失敗してしまったらどうしようなどととにかく深く考え込んでします。
その結果煮え切らないバツイチ男性の態度に恋人がうんざりして別れを切り出されてしまった…なんていうのはよくある話。こうしたことにならないためには、相手のことは愛しているけど先になかなか進めない心境や複雑な男性の心理をはっきり伝えてあげるといいでしょう。そうすれば「結婚」の二文字が出なくても交際への真剣さを伝えることができ、相手も理解をしてくれます。
女性に対してコンプレックスがあることを伝えよう
バツイチの男性は前妻と酷い別れ方をしてしまった場合、それが女性へのトラウマやコンプレックスとなってしまうことがあります。理性では過去は過去と割り切っているつもりでも、心理的に深く刻み込まれているため、現在好きな相手も突き放してしまったり矛盾した行動を取ってしまいます。
これをしっかり恋人に説明しなければ誤解をしたまま別れてしまうことになるかもしれません。同じ女性に女性へのコンプレックスを口にすることは簡単なことではありませんが、何も伝えないまま気まずくなってしまうよりよっぽど二人の関係を良くしてくれるでしょう。
嘘や隠し事はなし!全部伝えておこう
バツイチ男性は多かれ少なかれ慰謝料や家のローン、車のローン、養育費などを前妻に送金している可能性があります。また事業資金や親族への借金がまだ残っていることもあるかもしれません。
離婚をして新しい恋人ができたときには、こうした過去の問題は隠しておきたいものですが、結婚を考えるほど真剣な付き合いになったときには出来るだけ早めに伝えることをお勧めします。相手は自分のことを好きだと言ってくれているから、どんな自分でも大丈夫…そう思うのはとても危険です。
子供が3人いて養育費を毎月10万円以上払うことを知ったら気持ちが変わってしまう可能性が十分にあります。あなた自身が幸せに結婚するためにも嘘や隠し事はなしで早めに全部伝えておきましょう。
たくさん話してあなたの意見を伝えよう
結婚に失敗してしまった男性の多くは、結婚前に自分の意見を上手に伝えられなかったケースが目立ちます。前妻がいいって言ってるから、前妻が幸せそうだから、文句言うとうるさそうだから…一見相手を思いやる建前で何度本気でぶつかる機会を逃しましたか?
あなたにはあなたが思うことがあり、それは結婚して時間を共にすればするほど自制がきかなくなるものです。いつか爆発して大きなトラブルになるくらいであれば、普段からたくさん話してあなたの意見を伝える癖を身につけておくことをお勧めします。
前妻への感情は聞かれたらきちんと伝えよう
離婚の原因は人それぞれですが、前妻への思いは誰しも特別なものです。一度は生涯の愛を誓った相手ですから、恋人とはまた違う言葉にできない複雑な感情もあるでしょう。
怒り、寂しさ、呆れ、懐かしさ、そして愛…こうした気持ちは閉まっておくのが一番ですが、時として恋人に伝えたほうがいいこともあります。新しい恋人にしてみれば聞きたくないことです。
あなたの煮え切らない態度で不信感を持ち始めると「やっぱりまだ前の奥さんを思ってるんだ」と誤解を招いてしまいます。そんなときには正直に今の気持ち、また過去の話だけどなかなか上手に切り替えられないことを心を込めて伝えることで、二人の絆もより深いものとなります。
一人で頑張りすぎずに今の気持ちを伝えよう
バツイチ男性の多くは、頑張ってきた結果が失敗したため、一人でふさぎこんでしまうことがあります。自分はあんなに頑張ったのに、どこが悪かったんだろう…男性は女性のように友達に話して共感を得たいと思う生き物ではありませんから、何もかも一人で抱え込んでしまう癖があるのです。
そのため新たな恋をしても「今度こそは」とまた頑張ってしまう傾向にありますが、恋愛も結婚も二人でするものですので、不満や困難は一緒に乗り越えていかなければいけません。
こうした気持ちを言葉にして伝えることで、新しい恋人との間に溝を作るのを防ぐことができ、結婚の話が進んでもわだかまりもなく突き進むことができるのです。
相手に何を望んでいるかきちんと伝えよう
バツイチ男性は、一度離婚を経験している分、相手に求めるものがはっきりしています。例えば相手の親、相手の潔癖の癖、口うるさい女はだめ…など、理想の女性像がよりはっきり見えていますから、真剣にお付き合いをする相手にはきちんと伝えたほうが賢明です。
夫婦間のトラブルでよく「相手が変わってくれることを期待している」というものがありますが、大人になって簡単に変われる人はそうそういません。自分のビジョンと違う相手であれば決断は早いに越したことはありませんし、早めに相手に伝えておくと後々のトラブルを回避することができます。
結婚の理想と現実は想像よりも大きく異なります。結婚前に見えていた欠点はより大きくなりますし、放置していた問題はより大きな問題になって降りかかってきます。離婚を経験してそのことを実感したのであれば、今度こそ同じ失敗をしないためにより賢く人生を選択していかなければいけません。
バツイチ男性は経験が豊富だからこそ女性に求めるものも多く、また寂しさも人一倍強いものです。欲望だけに身を任せていても、結局求めているのは癒しと温かい家庭であり、今度こそ幸せになりたいと思っているバツイチ男性も多いでしょう。
心から笑って幸せに結婚するためには、ありのままの自分で自分の心境や心理をきちんと相手に伝えて、しっかりコミュニケーションを取れるように努めてみてくださいね。
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