特別な地位や職業に就いていなくても、結婚式や職場の朝礼など、人前でスピーチをしなければならない場面というのは、思っている以上に多いものです。
そういう時に、どのような事を話せば良いのか分らず、とても困ってしまう方も多いのではないでしょうか。特に、職場の朝礼などで定期的にスピーチの当番が回ってくるような場合、毎回のネタを探すだけでも大変です。
その時になっていざ探そうとしても、忙しい日々の中ではなかなか時間が取れなかったり、効率よく探す事ができなかったり…。結局、期限が近づき焦ってパニックになってしまう、なんて事も珍しくありません。
そこで今回は、そうしたスピーチネタを幅広く、かつ悩まず簡単にみつけられる7つの技をご紹介します。
インターネット検索サイトで「急上昇ワード」を検索しよう
まず、なんといってもパソコンでもスマートフォンでも利用ができるインターネットが便利です。検索サイトを使えば本当に様々な情報を探す事ができますが、その膨大な情報量がゆえに闇雲に検索していてはとても効率が悪いです。
そこで「急上昇ワード」と入力して検索をすると、その時に話題になっている単語をすぐに調べる事ができます。Googleやyahoo!などの大手検索サイトではランキングにして紹介していますので、旬のスピーチネタを探すのに便利です。
ニュース系、情報系アプリをチェックしよう
そして、スマートフォンを利用されている方は、ニュース系や情報系のアプリが手軽な上にとても有効です。無料でも便利なアプリがいくつもリリースされていますし、決まった時間に情報が更新されますので、最新のネタを探すことができます。
また、ジャンルやカテゴリーごとにニュースをチェックできるだけでなく、豆知識など幅広いネタを集める事ができます。お気に入りの記事をストックできる機能があれば尚良いですね。
新聞のコラム欄を読もう
そして、インターネットが普及した今でも多くの人が目にするのが新聞です。社会、スポーツ、地域など、ジャンルに分かれているのもスピーチネタを探すのに便利ですが、オススメなのは社説、いわゆるコラム欄です。
新聞社ごとに個性もありますし、プロの新聞記者の書くコラムですから、文章も整っていますので引用するのにも適しています。ある程度、情報量が限られていて内容もまとめられているので、短時間でネタを探すにはインターネットよりも新聞の方が適している場合もあるでしょう。
有名人・偉人などの名言集を読む
スピーチネタにしやすいものとして、有名人や偉人が発した名言があります。歴史上の人物、スポーツ選手、アーティストなど、興味がある分野からネタを探せば自分も楽しめます。
好きなネタが見つかれば、スピーチの内容自体も考えやすくなるのではないでしょうか。また、Twitterには名言を定期的につぶやく名言系botもありますので、Twitterを利用している人はフォローして定期的にチェックしてみるのも1つの方法です。
本、映画、ドラマなどを見よう
普段から本をよく読んでいる人や、映画、ドラマなどを見ている人は、心に残ったエピソードや、名言集にも近いですがお気に入りの名セリフなどからスピーチネタを探すのもいいでしょう。ネタにする作品はなにも難しい内容である必要はありません。
スピーチの場に適しているのであれば、漫画やアニメ、ゲームなどからネタを拾ってもいいのでは。ちなみに、スヌーピーでお馴染みの漫画「ピーナッツ」(原作は英語です)などは、印象的な名セリフがたくさんありますよ。
テレビコマーシャルをじっくり見よう
意外なところでは、テレビやインターネットのコマーシャルからもスピーチネタが探せます。コマーシャルは短い映像の中に伝えたいことが凝縮されており、いかに多くの人の心を掴むかという事を考え抜かれています。
スピーチの冒頭に引用するのに非常に適していると言えるのです。表現方法、インパクト、耳に残るフレーズなど、コマーシャルをじっくり見て分析してみると、様々な工夫が発見できるでしょう。
自分の身の周りの出来事を思い返そう
さて、どうしてもスピーチネタが見つからない時は、最も身近なところに目を向けましょう。つまり自分の身に起こった事をネタにするのです。最近の失敗談、人生の中で驚いた瞬間、好きな食べもの…など。
自分の事ですから、過去の出来事を思い出すのは難しいことではないはずです。そして、大きな事でなくても構いません。日常のささやかな出来事でいいのです。普通に生きていて、全く何もないという人はいないはずですから。
スピーチネタを悩まず簡単にみつける7つの技をご紹介しました。人前で話す事が苦手な人も、スピーチネタを探す事で知識や教養が身についていくと考えれば、自分自身にとってむしろプラスな事ですから、積極的に取り組んでみてください。
ただ、こうしたスピーチの場面で、個人的な主義主張を訴えるのは、控えるべきです。ですから、特に政治や宗教については深くまで踏み込まず、第三者的な話題に留めておきましょう。
また、電車やお店でたまたま見かけた第三者の事はともかく、特定の人物に関係するネタもあまり相応しいとは言えません。分かりやすいのはダイエットや結婚(離婚)に関する話題です(もちろん、結婚式のスピーチで結婚の事を話すのは問題ありません)。
この他、スピーチする場の雰囲気にもよりますが、野球の特定のチームの話題(熱心な野球ファンは案外多いです)なども、あまりネタにしない方がいい時もあります。
いずれにしても、状況に合わせて相応しいものを選べるように、今回ご紹介した技を参考にして多くのネタを集めておきましょう。スピーチだけでなく、コミュニケーションにも役に立ちますよ。
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