その人の人格は見た目ではわからないものですが、やはり第一印象はとても大切です。仕草や身なりから初対面の相手に不快感を与えてしまうと、その後のよい関係を築くチャンスを逃してしまうことにもなりかねません。
2度目がなければ、時間をかけてイメージを回復することもできなくなってしまいます。何より、1度しか会う機会のなかった相手があなたに対して悪印象を抱いたことを、あなたは知ることができないまま自分の悪いくせに気づくこともできません。
ここでは、あなたが無意識のうちにやってしまっているかもしれない、相手に悪印象を抱かせる仕草についてご紹介します。
必要以上に髪にさわる
女性でも男性でも、相手と対面しているときに無意識にやたらと髪をいじったりしていませんか? 耳にかけていた髪が落ちてきたり、風で乱れたりしたときに整える程度なら問題ありません。
ですが、意味もないのに髪の毛の先をねじったり、家の鏡の前にいるかのようにワックスの具合を確かめたりするのは、だらしがない上に相手に対しても失礼です。人によっては不潔に感じてしまうこともあるので、髪にさわるのは必要最低限にとどめておきましょう。
相手によって声のトーンを変える
仕事上、お客様に対して明るく元気な声をつとめることは必要ですが、日ごろから付き合いのある人に対して、人によって声のトーンを使い分けたり、態度を大きく変えるのはやめましょう。
相手だけでなく周囲から見ても、「この人は人を選んでいる」ととらえられ、不誠実な人なのだと思われます。もちろん声の調子は体調や疲れ具合でも変わってきますが、少なくとも気持ちの上では誰に対しても誠実に接しましょう。
独り言が多い
心の呟きを知らず知らず言葉にしてしまっているのか、認識があるのかはわかりませんが、独り言が多い人っていますよね。声にしてしまっていることをわかってはいても、独り言が癖になっていることには気づいていない場合が多いと思います。
独り言もたまにならいいのですが、デスクに向かいながら何度も何かをつぶやいたり、「チッ」と舌を鳴らしたりするのは、実はかなり周囲の人は気になっていると思います。
「いつもブツブツ言っている変な人だ」と距離をとられてしまう可能性もあるので、気をつけてみるといいかもしれません。
いつも逃げ腰で避けようとする
仕事でもプライベートでも、何か新しい提案が持ち上がるとすぐ「無理」と拒否し、もっともらしい理由を並べ立ててめんどうなことは避けようとする人がいます。
できるかできないかをよく吟味しての結論ならいいですが、簡単に「無理」と答えるのは、全く相手の期待に応える気持ちのない人、自分の頭でよくよく考えない人だと印象を悪くしてしまいます。
相手に投げかけられた言葉に対しては、簡単に「できない」と答えず、相手の気持ちも含めて一度よく考えてみましょう。
人の噂話をする
本人のいないところでその人の話をやたらと触れてまわるのは、本人にも失礼な上に、自分がした話を簡単に人に話す軽々しい人だと思われてしまいます。特に悪口は、まわりまわって本人の耳に入ってしまう可能性もあります。
噂話ばかりをする人とは、誰も口をききたくなくなってしまいますよね。信頼を書いてしまったら回復するのはとても時間がかかります。楽しいおしゃべりのつもりでも、度が過ぎていないか注意しましょう。
猫背で小さくなる
パソコンに向かっているとき、スマートフォンをいじっているとき・・・・・・無意識に体を丸めていませんか?おそらく子どものころからのクセなので意識して直すのは難しいことですが、猫背は不健康にも自信がなさそうにも見えます。
実際はそうでないとしたらかなりの損ですから、自分の据わっている姿を鏡で見てみて、印象の悪さを自覚しなおしていきましょう。
度を過ぎた低姿勢な態度
相手に対して謙虚な態度でのぞむことは大事なことです。目上の人に対してはもちろん、同世代の人であっても、自分が学ばせてもらっていると言う意識を持つのはとても尊いことです。
度を越えて低姿勢だと、逆に相手に「バカにされている」ととらえられてしまう可能性があります。相手を敬う姿勢は大事にしつつも、一人の大人として自身を持って行動することも忘れないようにしましょう。
癖になっている仕草というのは、ほとんどが本人が無意識の場合ばかりですから、誰かに直接指摘されない限り気づくチャンスがあまりありません。
けれど、日常的にしてしまっている悪印象のクセというのは、回を重ねるたびに周囲を遠ざけている可能性があり、ビジネスでも恋愛でもうまくいかないことの大きな要因になってしまいます。
ふだん自分がどんな風に過ごしているのか、日常的にどんな仕草をしているのか、一度意識的に客観視してみる必要があるのではないでしょうか。あるいは周囲が自分に対してどんな態度をとっているのかを気をつけてみてみるのもいいでしょう。
自分の癖に気づくことで初めて、直すということができます。まずは紹介した7つのクセからチェックしてみて、少しでも相手によい印象を持ってもらえるよう役立ててもらえると嬉しいです。
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