ポジティブ心理学を使えばチームのやる気が100倍になる!!

ポジティブ心理学を使えばチームのやる気が100倍になる!!

多くの人は、規模は様々あれど、なんらかの組織に属して働いています。フリーランスやSOHOなどではない限り、仲間と協力したり、上司の指示を受けたりしながら、日々の仕事をこなしていますよね。

またフリーランスであってもプロジェクトに加わって働くこともあり、一人きりでしか仕事をしない人はほとんどいないはず。複数の人と関わりながら進める仕事では、共に働くチームの空気やモチベーションは、売り上げ目標を達成したり、快適に働くためには、ひとつの重要な要素になってきます。

そこで活用できるのがポジティブ心理学です。ポジティブ心理学とは、日常生活や仕事で、よりやりがいや幸福感を感じられるようにするための科学で、様々な場面で活用することが可能です。ポジティブ心理学を活用して、チームで働く人々ひとりひとりのやる気を引き出し、楽しく快適に働ける方法をご紹介します。

多くの刺激を受ける環境でやる気を引き出そう

ポジティブ心理学には、外部からの刺激を受けてやる気を引き出す、という方法があります。外部からの刺激は、あなたに多くの影響をもたらします。

例えば明るくあいさつを交わす、友人のプレゼンを見る、上司と取引先のやり取りを聞く、仕事終わりの飲み会で仲間と腹を割って話すなど、全てがあなたのやる気を引き出しモチベーションをあげる刺激になるのがポジティブ心理学で得られる刺激です。

もともとあなたが内向的な性格であったとしても、仕事の場面ではできるだけ積極的に周囲と関わり、コミュニケーションの場に参加し、同僚や上司の仕事ぶりに接して、よい刺激をどんどん受け吸収しましょう。

大切なのは、ネガティブな刺激(例えば陰口や、同期の出世など)をなるべく気にしないようにすること。モチベーションが落ちていくような刺激は無視して、ポジティブになれる刺激を意識的に取り込んでいきましょう。あるいは、ネガティブな刺激すら、自分の成長の種としてとらえられたらすばらしいですね。

 

プライベートから充実を図って相乗効果を発揮しよう

切り替えが大事、オンオフをはっきり分けよう、などと言われますが、実際は人間ですから、プライベートの出来事が仕事に影響したり、逆に仕事での失敗や成功がプライベートにまで響いてきたりします。

特に悲しいできごと、ネガティブな感情こそ、影響しやすいですよね。家族とうまくいかなかったり、恋人と別れたという理由で、仕事も上の空で本調子になれない、なんてことありませんか?

だからこそ、ポジティブ心理学を使って、プライベートをうれしいこと、楽しいことで彩ることが大切です。プライベートが充実していれば、高いモチベーションやエネルギーを保ったまま月曜日を迎えられます。

たとえば夕食は家族そろって会話を楽しみながらとる、週末は趣味に打ち込む、職場以外の友人に会いに行くなど、エネルギーがわいてくる過ごし方をしましょう。ポジティブ心理学を活用して、仕事にもポジティブな影響を与え相乗効果を発揮させましょう。

 

それぞれの強みを書き出してチームのよさを認識しよう

目標に向かってチームで一丸となって進むときには、ただ勢いに任せたり、惰性でなんとなく進むよりも、自分たちの状況や特性をしっかり把握して、戦略的に効率よく目標達成までの道のりを歩んでいくべきです。

特にチームのやる気を引き出すには、メンバーそれぞれの強み、得意分野などを書き出して、チームとしての能力を全体で認識しておくのが大切です。

言葉に置き換えてチームのすばらしさや特性をはっきりと認識することで、正確な役割分担ができて無駄がない上に、モチベーションが上がって作業効率がよくなります。

またチームのメンバーが互いを認め合う意識、それぞれの強みを生かして切磋琢磨するポジティブな空気がうまれ、快適な仕事環境につながるでしょう。このようなポジティブ心理学を活用して、チームのよさをしっかりと引き出しましょう。

 

他人と比較せず個々の成長を見つめよう

ポジティブ心理学を活用する上では、周囲と過度に比較しないことが大切になってきます。組織の中で仕事をしているわけですから、周りには様々な年齢、様々な能力、様々な役職の人がいて、特に自分の立場に近い人の仕事ぶりほど気になるのは当然のことです。

自分よりも能力があってすばらしい仕事ぶりを発揮している人を見てポジティブな刺激を受けるのは歓迎すべきことですが、自分と比べすぎるのは良くありません。誰かと比較して、相対的に割り出した自分の達成度というのは、本当の達成度ではありませんし、目標を見失ってモチベーションを下げてしまう可能性があります。

比べるべきものがあるとしたらそれは、目指す自分の姿だったり、会社や部署全体の目標です。理想や目標に対して自分が今どのくらいの位置にいるのかを把握し、時には自分の成長を素直に褒めたり、まだまだだと叱咤激励して、努力を重ねていきましょう。またチームを引っぱる側の人間は、メンバー同士を比べて評価するのではなく、個々の伸びを見つめてあげましょう。

 

感謝を大切にしていいムードをつくり連携を深めよう

ポジティブ心理学は、チームの雰囲気作りにも役立ちます。職場の雰囲気というものはとても重要です。悪い空気が漂っている職場はそもそも出勤したくなくなりますし、例えば陰口をたたきあうような人間関係ができていたり、足の引っぱりあいが起こるような職場では、良い仕事ができるはずもありません。

ネガティブな空気が漂っていると、モチベーションも上がらないし、達成感もないのです。特にチームを引っぱる側は、職場の雰囲気作りにも気を配る必要があります。

チームのメンバーひとりひとりが本来の能力を発揮し主体的に仕事に取り組めるよう、明るく楽しい環境づくりにつとめなければなりません。そのために大切なのが、感謝しあう習慣をつくること。感謝とは、相手に「あなたの気持ちは届いているよ」と伝えること。

雑用ひとつであっても感謝を伝え、ポジティブな空気をつくることでメンバーのスムーズなコミュニケーションを促し、気持ちよく仕事ができる仕事環境をつくっていきましょう。

 

チームのやる気を引き出すポジティブ心理学の一例をご紹介しました。ポジティブ心理学という名前は一見難しそうですが、なんのことはありません、ポジティブな空気、ポジティブな関係を作り出す、仕事や生活をよりよくする、ちょっとしたノウハウのことなのです。

そのひとつひとつは、決して複雑で難しいことではありません。ポジティブ心理学は、仕事でなくても、家庭や友人関係の中でも大切にしたいことばかりです。結局は人間としよくあろうとすることや、目標をかかげた自分自身と向き合うことが大切なのですね。

チームで仕事をするということは、チームのやる気や雰囲気、目標認識は何より大切です。特にチームの規模が大きくなればなるほどそのコントロールは難しく、一部が崩れだすと全体のムードがそれにひきづられて悪くなってしまいます。メンバー同士が互いに切磋琢磨しながら高めあえる職場作りのために、ポジティブ心理学をぜひ活用してみてください。

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