思い込みを断ち切り、新しい人生を切り開く為の7つの視点

思い込みを断ち切り、新しい人生を切り開く為の7つの視点
人は様々なことに対して、「きっとこうだろう」という、ある程度の予測をしながら日々行動しています。その予測に基づき危機を回避したり、チャンスを掴んだりするのです。

しかし、この予測が思い込みに支配されていてはどうなるでしょうか。「きっとこうだろう」が「こうに違いない」へ、「こうかもしれないな」が「絶対にこうだ」へと変わることは一見大差ないように見えますが、実は大きな損をしているのです。

思い込みとは、ある1つの考えに固執してしまい、深く信じ込んでしまうことです。本来なすべき合理的判断ができない状態にあるのです。そうすると物事を正しく理解できないことや、目の前のチャンスに気づかないことだってありうるのです。

そこで今回は、思い込みを断ち切り、新しい人生を切り開くための7つの視点をご紹介します。

背景や事情を考えよう

何かの場面に出くわしたとき、こうだと思い込んで突っ走ってしまうことがあるでしょう。そんなときは、こうだと思った結論に対して、その背景や事情を想像してみましょう。想像力を豊かにして、あらゆる可能性について思いを巡らせてみましょう。まるで作家になったかのように、様々なパターンを考えてみましょう。

そうすると、「こういうケースもあるのではないか」「こんな考え方もできるだろう」ということに気づくはずです。ここでは、正解である必要はありません。自分が今、思い込みをしていないかなと気づくことが大切です。

 

自分を相手の立場に置いてみよう

ある人の発言で、傷ついてしまうことがあるでしょう。例えば、飲み会が終わったあとにかけられた「早く帰りなよ。」という一言で、「私が気に入らないから、早く帰そうとしている!」とショックを受けてしまうといったケースです。

しかし、声をかけた方からすると、「あの子は門限が早いから、早く帰してあげないと」とか、あるいは「夜遅くまで出歩くのは危ないから、早めに帰してあげよう」と気遣って声をかけているということもあるわけです。

そこでまずあなたがすべきことは、自分が相手の立場ならどうしただろうかと想像してみることです。わざわざ傷つけることを言うだろうか?私が普段、門限が早いと愚痴っていたのを聞いていたのかな?など、視点を変えて相手の立場になって考えてみると、自分が思い込みに捉われていたと気づくことができるでしょう。

 

根拠を確かめる癖をつけよう

あるいは、思い込みをしそうになったら「なぜ?」を繰り返すというのも有効です。こうだと思ったことについて、根拠を探すという作業です。そのとき、「なぜ?」を1回だけで済ませてしまうのではなく、客観的なデータや裏付けを確認できるまで繰り返してみましょう。

そして根拠を確かめることを癖にしてしまいましょう。確かめようとすることで、一旦考えるようになります。それが癖になってしまえば、思い込みで突き進んでしまうことはなくなるでしょう。

 

真実を知ることを恐れない

思い込みの中で、次のようなケースもあります。職場のAさんという男性が、女性に笑顔を振りまいているのを見て「あの人は女性関係が軽い人だ」と思い込んでしまうことです。本当にそういった人もいるでしょうが、果たしてこのAさんが当てはまるのかを考えてみましょう。

よく観察すると、実はAさんは女性だけでなく男性に対しても笑顔で対応していた。また、プライベートは遊び歩くことなく真面目な人だ、といったようなことがわかるかもしれません。

もしかすると本当は惹かれているのに、「軽い人だ」と思い込むことで「私は騙されない=好きになって傷つきたくない」という願望が隠れているかもしれません。思い込みでごまかさず、真実を見るようにしましょう。

 

ありのままの自分を受け入れよう

なかには、自分に対する思い込みが強い人もいるでしょう。厳しい親に育てられて「優等生でいなければいけない」と思い込んだり、荷が重い役職を与えられて「常に失敗は許されない」と思い込んだりすることです。

また、「自分はダメな人間だ」と悪い風に決めつけてしまうことも思い込みの1つです。これらの思い込みに共通しているのは、知らず知らずのうちに自分を苦しめていることです。

そんなときには、心を断捨離してあげることが大切です。完璧な人間なんていません。本当にそうでなければいけないのかを見つめ直し、少しずつでも自分を解放してあげましょう。

 

過去の事例を言い訳にしない

人によっては、自分が体験したことや特別な事情のケースを持ち出して、それが当たり前だと決めつけて思い込んでしまうことがあります。

初めての告白でふられてしまったために「私なんか愛されるわけない」と思ってしまったり、ちょとした失敗が続いただけで「次もどうせダメだ」と決めてつけてしまうといったことです。

これは実は、自分に言い訳をして、これ以上傷つくことを恐れているだけなのです。恐れていてはそこから何も生まれません。上手くいかないだろうと思ったら「本当にそうなのか?」と疑ってみましょう。過去を持ち出すことを止めて、勇気を出してみましょう。

 

周りの人に相談しよう

思い込みを改善しようにも、思い込みに気づく自信がない、そもそも気づいたときには後悔しているという人もいるでしょう。そのような人は、周りの人に協力を仰ぎましょう。

自分が思い込みしやすいことや、こういった考えに陥りがちだということを、信頼できる人へ伝えておくことです。あなたが思い込みで暴走しそうになる前に、ワンクッションとなり、待ったをかけてくれるでしょう。

そして、あなたも「これはどうかな」と思うことに関しては、どんどん相談していきましょう。周りに相談することで、前進し、より成長できるでしょう。

 

誰にでも思い込みで失敗してしまうことはあります。しかし、思い込みが過ぎるばかりによからぬ結果を起こしてしまう可能性もあることを知るのは大切です。思い込みから誤解を生んで、取引先とトラブルになるケースもあります。

思い込んでしまう癖がある人は、ご紹介した視点から物事を見るようにするだけで、回避できるようになるでしょう。また、本当にもったいないのは次のような思い込みです。

例えば、転職をしたいのに、自分には大した能力がないと決めつけてしまっているケースです。本当はあなたのスキルを必要としている会社があるのに気付かずに終わることは、チャンスを逃していると言えます。

思い込んだ世界にいると、安心です。傷つかずにいられます。その分、見える世界はいつも同じです。みえない殻に閉じこもっていないで、新しい人生を切り開いていきましょう。

まとめ

思い込みを断ち切り、新しい人生を切り開く為の7つの視点

・ 背景や事情を考えよう
・ 自分を相手の立場に置いてみよう
・ 根拠を確かめる癖をつけよう
・ 真実を知ることを恐れない
・ ありのままの自分を受け入れよう
・ 過去の事例を言い訳にしない
・ 周りの人に相談しよう

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