こめかみが痛い!頭痛が起きる原因と対処法

こめかみが痛い!頭痛が起きる原因と対処法
こめかみが痛む頭痛、嫌ですよね。頭痛という言葉は一般的なために、本人の不快な症状とは裏腹に、「今、頭が痛くて」と伝えても、周りの人に「頭痛でしょう」と軽くあしらわれて辛い経験をした人もいらっしゃるのではないでしょうか。

誰もが一度は経験したことがある頭痛、されど頭痛です。頭の痛みというものは、何をしても気分が晴れないものですし、特にこめかみが痛むタイプの頭痛は痛みが強すぎて頭痛から吐き気を催すなど、日常生活もままならないほどの症状に苦しむ人もいるのです。また、このこめかみが痛む頭痛の嫌なところは、一度頭痛を経験すると何度も同じ痛みを経験する人が多いということです。

この嫌なこめかみの痛みを防ぐべく、今日はこめかみの痛み、頭痛が起きる原因と対処法についてお伝えします。

頭を締め付けられるような痛みは「緊張型頭痛」

頭を締め付けられるようなズキズキした痛みやズーンとしたこめかみの頭痛を感じるのが「緊張型頭痛」です。

緊張型頭痛は、長時間パソコンを使用したり、細かい作業などで眼精疲労の状態にあるときや、肩こりなどの血行不良、ストレスなどが原因で発生します。症状には個人差がありますが、頭痛に不快感を感じながらも、家事や仕事などはこなせることが多いのも特徴です。

緊張型頭痛の対処法としては、血行を良くすることが大切です。長時間同じ体勢で作業をしていたような場合には、首や肩をグルグル回してほぐしてあげたり、肩こりや首のこりが気になるような場合には、湯船にゆったり浸かりながらマッサージをしてこりをほぐしてあげるようにしましょう。目を酷使した場合には、目薬も効果的ですよ。

また、緊張型頭痛を予防するためには日頃から体を動かすこともオススメです。最近、運動不足気味だと感じたら、出勤や登校時に一駅歩いてみたり、休みの日に散歩がてらウォーキングしてみたり、日常生活の中に上手に運動を取り入れるようにしましょう。

 

脈打つようなズキズキした酷い痛みは「偏頭痛」

こめかみの頭痛の中でも、脈打つようなズキズキとした酷い痛みを感じるのが「偏頭痛」です。偏頭痛によるこめかみの頭痛は、両方のこめかみが痛む症状より、片方のこめかみに痛みを感じる症状の方が多いようです。

また、偏頭痛が起こる前に視界の一部が見えにくくなる閃輝性暗点や、頭痛に伴う吐き気など、偏頭痛が起きると日常生活に支障が出る人も多いのが特徴です。偏頭痛はストレスや寝不足、遺伝、、女性の場合はホルモンバランスなどが原因となり発生します。

偏頭痛の対処法としては、睡眠不足の他、過度の睡眠でも偏頭痛を誘発してしまうことがあるため、週末だから昼まで寝ようというようなことはせず、毎日規則正しいリズムを心がけることや、ストレスを溜めないようにすること、偏頭痛を誘発するものが分かっている場合にはそれを避けるようにすることが大切です。

偏頭痛は繰り返し起こることが多いため、頭痛が発生した場合に、それ以前にどんな作業をしていたとか、何を食べたかなどを記した頭痛日記をつけてみるのも良いでしょう。人によっては、アルコールを口にすると偏頭痛が出やすかったりするなど頭痛を誘発する物質が分かる場合もありますからね。

 

こめかみの頭痛の他に目の奥も激しく痛むのは「群発頭痛」

こめかみの痛みの他に目の奥にも激しい痛みを感じるのは「群発頭痛」です。一度痛みが発生すると、その後一定期間症状が続くことから群発頭痛といわれます。群発頭痛は耐えがたい痛みが特徴で、頭痛の他に芽の充血や鼻水などの症状があらわれることもあります。群発頭痛はアルコールやたばこが原因となり発生します。

群発頭痛の対処法としては、頭痛を誘発するアルコールやたばこは控えること(群発頭痛が発生している時期には禁酒、禁煙する)が大切です。また、気圧の変化も群発頭痛の原因となりますので、飛行機に乗るなど気圧の変化が激しい状況に身を置く場合には注意が必要です。

 

以上、こめかみの痛み、頭痛が起きる原因と対処法についてまとめてきましたが、いかがでしたか。こめかみの頭痛といっても、原因から症状、対処法まで様々でした。嫌なこめかみの頭痛を予防するためには、まず、自分がどのタイプの頭痛に当てはまるのか理解することから始めましょう。

その結果、「偏頭痛」や「群発頭痛」に分類されると考えられる場合には一度お医者さんに診てもらうことをオススメします。市販薬では効果がなかった頭痛でも、病院で処方してもらえる薬なら痛みを抑えられることもありますし、日頃服薬することで頭痛の発生を予防することも出来るからです。

「でも、頭痛で病院を受診するなんて敷居が高い」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。そのような場合には「頭痛外来」を受診すると良いですよ。頭痛外来は頭痛専門の外来で最近クリニックの数も増えてきています。日頃、こめかみの頭痛で悩んでいる方は、この機会に是非、頭痛外来の受診を考えてみてくださいね。

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