せっかく入社した会社も嫌いな上司がいると台無しですよね。気持ちよく働く上でもっとも重要なのが職場環境、そこに厄介な上司がいると、出勤の足も重くなってしまうというものです。
実際、苦手な人が常に近くにいると、精神衛生上もよくありません。それだけでも気が重いのに、その相手が仕事に関係のある上司となると、いっそう深刻です。学生時代のクラスメイトのように、嫌いだから関わらないというわけにはいかないのがつらいところですね。
社会人としては、嫌いな上司がいてもその相手に振り回されず、自分のペースを保って仕事をこなしたいものですよね。となると必要なのは、嫌いな上司に振り回されないための対処法です。
ということで今回は、嫌いな上司に振り回されず会社で生き抜いていくためのコツをお伝えします。
嫌いな上司のどこが嫌いか考えてみる
一口に嫌いな上司といっても色んなタイプがいます。よくあるのは、口うるさい上司、嫌味で意地の悪い上司、セクハラ上司など、対応に困るタイプの上司。また、顔が嫌い、舌打ちなどの癖が嫌い、体型が嫌いなど、生理的嫌悪に近い嫌いな上司もいるでしょう。
まずは、自分は嫌いな上司のどの点が嫌いなのかを考えてみましょう。冷静に分析する子ことで、感情的な対応を避けることができます。また、自分がどういう人を嫌いになるのかといった点を、自分で確かめることもできます。
自分がどんな人を嫌いになるのかは、冷静に考えてみないとわからないものです。自覚している場合でも、実際には何か別の理由があるのかもしれません。
また、嫌悪感には傾向があるので、その嫌悪感の源がわかれば、対処しやすくなります。顔が嫌いといってもイケメンでないから許せないというようなことではなく、底意地の悪いさがにじみ出たような顔つきというものがあります。嫌悪感の傾向がわかれば、騙し騙し付き合っていくこともできるようになるものです。
社会人ともなれば、ときには我慢することも必要です。しかし、一方で、自分の間違いを認めず部下に責任転嫁するような上司や気に入らない部下に嫌がらせする上司、セクハラ上司などに対してはただ我慢するのではなく、他の同僚や先輩、上司の上司などと協力して影響力を排除することも考えましょう。
嫌いな上司には集団で対応
嫌がらせ上司やセクハラ上司など、性質の悪い上司への対応法としてお勧めなのは、集団で対応することです。厄介な上司を煙たく思っている人は少なくないはずです。○○さんはちょっと苦手・・・と信頼できる同僚や先輩に相談してみると、共感者が見つかるものです。
集団での対応策としては、誰かが攻撃されていたらお茶を入れたり、話しかけたりしてさりげなく助け舟をだす、攻撃された人を孤立させないようにする、仲裁に入るなど。誰か一人が矢面になるのではなく、みんなで協力して攻撃対象を分散させると良いでしょう。
セクハラ上司に対しては、二人っきりにならないように互いにガードするのがポイントです。この場合も、誰か一人がターゲットにならないよう、歩調を合わせましょう。いきなり激しく抗議するのではなく、穏やかに抗議するようにしましょう。
女性好きの男性上司にはたいていお気に入りの女性がいますので、そういう人に協力を頼むのも良いでしょう。おだててもらったり、間に入って宥めてもらったりすることで、嫌いな上司との間に距離感を保つことができます。
また、いざというときのために、嫌いな上司の上司を味方につけておくのも有効です。いきなり深刻に相談するのではなく、昼食時や休憩時を利用して、会話を試みてみましょう。嫌いな上司の動向があまりにひどいようなら、さりげなく訴えてみても良いでしょう。
スルースキルを身につけよう
嫌いな上司のどこが嫌いなのかを自分で確認した上で、部署内で出来る現実的な対応策を講じたら、スルースキルを身につけていくようにしましょう。スルースキルは現代の社会で生きていく上で重要なポイントです。
スルースキルというと無視することと思っている人がいるようですが、無視するのではなく、より建設的にスルーできるようになってください。人間誰しも無視されると腹が立つもの。中には、態度を強める人もいるでしょう。あからさまに相手を軽視している様子をみせるのは禁物です。
嫌いな上司が嫌がらせをしてくるようなら、よほどのことではない限り、まずは放置してみましょう。度が過ぎれば周囲も気がつきますし、さらに上の上司に訴えることもできます。
そうした異常なことではなく単に生理的に受け付けないというような場合は、スルーする腕をあげること。その際大切なのは、嫌いな上司との間に気分の良くないことが起こっても、その気持ちを引きずらないことです。
考え方のポイントとしては、この人はこんな人だと割り切ってしまうこと。他人を変えることは出来ませんので、自分の気持ちの持ちようを変えるしかないのです。素早く気持ちを切り替えて、いつまでも同じことを考えないようにするのが、嫌いな上司の存在に振り回されない最大のコツです。
嫌いな上司がいると、仕事へのモチベーションまで下がってしまいがちです。会社は仕事をこなして給与を得る場所、上司の存在に振り回されて能率が下がるのは避けたいですね。
嫌いな上司がいる人は上司のどこが嫌いかを考えておきましょう。単に生理的な嫌悪ならしょうがありませんが、嫌がらせがひどいなど、性格的に問題がある上司やセクハラをするなど、行動的に問題のある上司の場合、同僚や上司の上司などに相談してみましょう。
他にも上司から被害を受けている人がいるようなら、皆で協力して対処にあたるのが得策です。いざというときのためにも、上司の上司を味方につけておくと安心感が得られます。嫌いな上司へのけん制ともなって一石二鳥です。
対応策を講じたら、あとはスルースキルを磨くこと。嫌いな上司との間に悶着が起こってもの気持ちを引きずらないよう割り切りましょう。他人を変えようとするとイラつきが増します。上手に自分の気持ちを切り替えて乗り切りましょう!
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