自己顕示欲が強い人とストレスなく付き合う5つのコツ☆


どこにでもいる自己顕示欲が強い人。「私が!」とすぐ前に出ては強烈な自己主張をしたり、自分が一番ではないとふてくされたりと、自己顕示欲が強い人の行動は、ちょっと面倒ですよね。

もしも、毎日接しなければならない人の中に、自己顕示欲が強烈な人がいた場合は、相手の気分を害さないように気を遣い過ぎて、自分が消耗してしまいます。

だけど、自己顕示欲とは、多かれ少なかれ誰にでもあるもので、決してマイナスな欲求ではないのです。むしろ、人とのコミュニケーションをとるためには必要な欲求とも言えます。何より、自己顕示欲は向上心の表れなのです。

それに、自己顕示欲が強い人は、コツさえ押さえておけば、案外単純明快で付き合いやすい人でもあるんですよ。そこで、今回は自己顕示欲が強い人とストレスなく付き合うコツについて、お伝えします。

自己顕示欲が強い人とはどういうことなのかを理解しよう

人と上手に付き合うためには、相手がどんな人なのかを理解する必要があります。自己顕示欲が強い人と上手に付き合うためには、まず自己顕示欲とは何なのかを正確に理解することが大切です。

自己顕示欲とは、言葉をそのまま説明すると、自己(自分)を顕示(はっきりと示す)したいという欲。とても簡単に言えば、自分を周囲にアピールしたいという欲求のことです。別名目立ちたがり屋とも言います。

自己顕示欲が強い人とは、常に周囲からの注目を浴びていたい人であり、自分が如何に優れているかをアピールしたい人であり、そして、それを認めて欲しいと強く願っている人なのです。

 

自己顕示欲が強い人にも色々なタイプがあることを知っておこう

自己顕示欲が強い人にも様々なタイプがあります。わかりやすく自己顕示欲を周囲に振りまくタイプもいれば、心の奥で強い自己顕示欲を実は抱えていて、それ故に屈折した態度になってしまう人もいるのです。

自己顕示欲が強い人は大きく3つのタイプに分けることができます

・すぐに「私が」「私は」と自分のことに話題を持っていこうとする目立ちたがり屋タイプ

・周囲から大切に扱われないと拗ねてしまうふてくされタイプ

・自己顕示欲が満たされず愚痴をこぼしまくる欲求不満タイプ

自己顕示欲が強いからといって、常に表舞台に立ちたがるとは限りません。タイプによって対処法が違うので、自分の周りにいる自己顕示欲が強い人がどんなタイプか考えてみましょう。

 

あなたが聞き上手になって、自己顕示欲を満たしてあげよう

自己顕示欲が強い人は、いつも頭の中にたくさんの言葉を抱えていて、誰かに聞いて欲しい!訴えたい!と願っています。

なので、自分の話を親身に聞いてくれる人は、自己顕示欲が強い人にとっては天使のような存在です。自分の天使を邪険に扱うような人は、自己顕示欲が強い人でもなかなかいません。

なので、自己顕示欲が強い人と上手に付き合う最大のコツは、あなたが聞き上手になるということ。気持ち良く相手にたくさん喋らせてあげましょう。細かい突っ込みや意見はいりません。ただひたすら「そうなんだね」と共感して同意してあげれば良いのです。

目立ちたがり屋タイプの場合は、「すごい!」「さすが!」「良くそんなことを思いついたね!」と途中細かく褒めながら聞いてあげましょう。

ふてくされタイプは、あなたから声をかけて上手に話を聞き出すと良いでしょう。欲求不満タイプは、愚痴をこぼしているとき「そんなことないよ」と相手をフォローするより、「そんな人がいるなんて酷いね」と話している内容に同意する形が良いでしょう。

 

衝突された時のために、とっておきの失敗談を用意しておこう

自己顕示欲が強い人は、嫉妬深く自分より優れている人を認めたくないという思いがあります。なので、あなたにそのつもりがなくても、相手が勝手に敵視してきたり、気分を勝手に害してしまったりすることがあるかもしれません。

そんな時のために、とっておきの失敗談を用意しておきましょう。それを話すことで、自己顕示欲が強い人は、「なんだ、大したことないんだ」と安心し、プライドを守ることができます。

また、失敗談は自己顕示欲が強いかどうかに関わらず、人に親しみを感じさせる力があります。完全な人などいない、誰だって失敗する、そういうことに人は安心し、親近感を持つのです。

 

上手に褒めてあげれば、自己顕示欲の強さは良い方向へ作用する

自己顕示欲が強いと、過度なアピールをしたり、空気を読まずに暴走したり、あるいは自己顕示欲が満たされないことにふてくされたりと、何かと面倒な行動を起こすこともありますが、悪いことばかりではありません。

自己顕示欲が強いということは、周囲から認められたいという思いが強いということ。気持ちを上手に盛り上げてあげれば、皆のために一生懸命頑張ってくれます。また、お調子者の一面もあり、苦手意識さえ持たなければ、案外憎めないキャラなのです。

なので、上手に褒めて自己顕示欲を満たしてあげましょう。周囲が大人になって、自己顕示欲が強い人を上手に扱うことができれば、長所を活かし、ムードメーカーになってくれることでしょう。

 

さて、自己顕示欲が強い人は厄介と思っていたかもしれませんが、コツさえ心得ておけば、単純明快でわかりやすく、実は扱いやすいタイプでもあるのです。

日本人は謙虚な人が多く、「私が」「僕が」と自己アピールが過ぎる人を敬遠する傾向にありますが、彼らは周りに迷惑をかけようとしているわけではなく、ただ認められたくて、そのために精一杯頑張っているだけ。そう考えると健気だなと思いますよね。

自己顕示欲は人が成長するために必要な欲求でもあります。邪険にせず、親身になってあげることで、自己顕示欲が強い人は、物凄い能力を発揮して化ける可能性も持っているのです。

面倒だから深くかかわりたくないなんて思わず、暖かい目で見守ってあげましょう。そして、あなたが上手になって掌で転がすのです。自己顕示欲が強い人と上手に付き合うコツは、相手に感付かれずに、主導権をあなたが握ってしまうことなのですから。

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