家出したい気持ちを抑えて、親と仲直りする方法

家出したい気持ちを抑えて、親と仲直りする方法
家出したいと思うほど親と激しいケンカをした時は、つい衝動的な言動をとってしまいますよね。後で後悔してしまうようなひどい言葉を口にしてしまったり、物に当たってしまうなど、こちらが態度に表すとさらにケンカはヒートアップしてついには家出したいと思うようになるのです。

しかし、家出したいという感情は一時的である場合がほとんどです。実際に家出をしてみると、早い場合、数時間後には冷静になって我に返りますが、一度たんかを切って家出した手前すぐには帰宅できないという状況に陥るのです。

このようなことは時間の無駄ですし、自分も親もエネルギーを消費するだけで何の得にもなりません。そこで、家出したいと衝動的な気持ちになってしまった時に気持ちを落ち着けて親と仲直りする方法を6つお伝えします。

親の気持ちを考える

家出したいと思うほど感情が高ぶっている時は、親に対しての怒りの気持ちが膨らんでいる状態です。親が注意してきた言葉や態度など、親に対して何かしらの怒りを感じているのですが、このような時は親が怒ったり注意して来るのは自分のことを思ってくれているからだと言い聞かせます

ケンカをしている時にそのような広い心は持てないと思うかもしれませんが「絶対に親は子供のことを考えている」という大前提を改めて心の中で呪文のように唱えるのです。うるさく言ってくるけれども悪意はないんだということが頭で理解できれば、怒りの感情は徐々に引いていくでしょう。

 

親の言い分を理解する

親と口喧嘩をすると、肉親ということもあって遠慮をせず言葉を選ばないことが多いため、どんどんヒートアップして相手の悪い部分ばかりが目に付くようになります。しかし、家出したいというくらい自分の怒りの感情が高ぶったら、一度自分にまったく非がなかったのかを自問することが大事です。

自分の言い分は正しいと信じて意見を戦わせるうちにケンカになってしまうわけですが、自分の意見は100%正しいのか、これまでの自分の行動と照らし合わせて改めて考えると親の言い分も徐々に理解できるようになるでしょう。

 

親のありがたみを感じる

家出したいと直感的に思った時は感情がが高ぶっていて冷静になりにくいものですよね。親の気持ちを考えたり、親の言い分を理解しようと思ってもできないという人もいます。そのような人はこれまで親が自分にしてくれたことを思い返してみることをおすすめします。

例えば、自分の学費のために貯金をしてくれたことや、病気になった時に心配をして病院に連れて行ってくれたことなど、親が自分にしてくれたことを思えば、ケンカで高ぶった気持ちも落ち着いていくでしょう。

 

親の立場になって考える

ケンカの内容を思い返して、どう考えても親が理不尽だという結論に落ち着いてしまう場合には、もし自分が家出をしたら親がどんな気持ちになるのかを想像すると家出したいという気持ちを落ち着けるのに効果的です。

親は子供が家出をしたら間違いなく心配します。子供の身に何かあったらどうしようといてもたってもいられなくなるもの。親が悲しい気持ちになるのを想像すると家出はすべきではないと思えるようになるでしょう。

 

自分の非を認めて成長する

ケンカをしている時は親のことを一時的に憎らしいと思うこともあります。例え一時であっても、憎い対象である親の立場になって物事を考えたり、気持ちを汲むなんてことはできませんよね。そのような時は自分に目を向けてみることをおすすめします。

誰かとケンカをして意見をぶつけ合った時に、相手の意見をつっぱね続ければ自分は成長しません。しかし、相手の意見が合っていようが間違っていようが聞く耳を持ってみることは自分の成長につながります。自分のためと思って、自分の非を部分的でも認めることで家出したいという極端な気持ちも沈めることができるでしょう。

 

家出について合理的に考える

感情論で物事を考えるのは苦手だという人は、家出したいという考えに至るまでにあらゆる側面から客観的に考えたはずですよね。そのような人は、家出をした時のリスクやデメリットについて合理的に考えると良いでしょう。

家出をした場合、まず時間を無駄に浪費します。夜間の時間帯だと睡眠時間が削られて翌日の学校や仕事に支障がでることもあります。また、外でずっと過ごすわけにもいかないですから、飲食店や漫画喫茶に行こうということになればお金もかかります。

このような非合理的な家出をするくらいなら家にいた方が良い、と考えた方が良いと頭でも理解できるはずです。

 

家出したいという気持ちは永遠に続くものではありません。どんなに仲が良い親子でも一度口論になるとお互いの存在のありがたみや日頃してもらっていることへの感謝の気持ちも吹き飛んでしまい、相手のことが憎くてしょうがなくなるのです。

しかし、家出したいという気持ちは一時的なもの。その一時的な感情を行動に移してしまうと、たいていの場合はあとで後悔をしますし、損することはあっても得することはありません。ですから、なんとか自分の気持ちをコントロールして家出したいという感情を抑えるべきです。

親とのケンカの内容は時と場合によりますし、どちらに非があるかはケンカの内容次第です。今回解説した家出したい時の対処法から適切なものを選択して親と仲直りしましょう。

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