テスト前になると勉強したくないのはナゼ?理由と対処法

テスト前になると勉強したくないのはナゼ?理由と対処法
勉強したくないという気持ちは誰にでもある自然なものですが、テスト前などの絶対に勉強しなくてはならない時に限って、なぜかいつもよりも勉強したくない気持ちが強まることがありますよね。

一回くらいはいいとしても、それが毎回続くと自分でも困ってしまいます。そもそも勉強が嫌いでいつも勉強したくないと思っている人は別として、普段はそうでもないのにテストの直前や宿題の提出日前日など絶対しないといけない時に限って、なぜか急に勉強したくないと思うのはなぜなのでしょう。

そしてそんな気持ちを整理して上手く勉強に集中するにはどうしたらいいのでしょうか。そこで今回は、肝心な時に勉強したくないという状態について、理由と対処方法をお伝えします。

勉強の「目標」を意識してみる

勉強したくないと思う理由の一つに、なんのために勉強しているのかわからない、ということがあります。受験勉強なら志望校合格という明確な目標がありますが、学校の定期テストなどはどうしても目標を見失いがちです。

成績に反映されるから頑張らなくては、と心の奥では理解していても今回はダメでも次があるなどとつい考えてしまいます。また、どのくらい勉強すればいいのかもよくわからないため、漠然とした不安が心を支配し勉強したくないのでしょう。

そんな時はもっと具体的に目標を定めてみましょう。例えば今回のテストでは、苦手な科目をいつもより10点多く取りたいとか、前回は6割程度だったから今回は7割できれば良しとしようなど、普段の自分の成績を少しでも上げられるような、達成不可能ではない目標を立てます

そうすることで、何をどのくらい勉強すればいいかがはっきりしますから、迷いなく机に向かえるでしょう。

 

集中できる環境を作ろう

いざ勉強しようと自分の部屋に行き机に向かっても、散らかっていると集中できませんよね。ノートやペンが見つからずイライラしてやる気をなくすパターンと、マンガやゲームなどが目に留まり誘惑に負けてしまうパターンがあります。

勉強したくない理由が散らかった部屋や机にあるのなら、さっさと片付けてしまいましょう。普段は散らかっていてもいいのです。テストの1週間前になったら片付けて勉強するという意識を自分に植え付けておき、テストの度に実行しましょう。

すると、テストが近くなる→片付ける→勉強するという流れができて、すんなりと勉強できるようになります。

 

計画をたて、予備日を設けよう

テスト前に勉強したくない大きな理由、それはテスト勉強の時間が普段の生活に組み込まれていないので、いつもはテレビを観たりゲームをしたりする時間を勉強に費やさなければならないからです。

テストが近いけど連ドラの続きが気になってついテレビをつけてしまい、見終わったあと激しく後悔して徹夜で勉強…こんなことばかりでは、毎回テスト前に勉強したくないと思うのも当たり前ですね。

これを防止するには、きちんと計画を立てることです。テストの出題範囲などはあらかじめわかっているのですから、いつどのくらい勉強すれば良いのかを自分なりにスケジューリングしましょう。

テスト前の数日間はその予定を守ると決めます。この時、ギリギリまで詰め込まずに勉強しなくていい予備日や予備時間を適度につくってください。どうしても観たいテレビがあれば、その時間は勉強しなくていいようにしておいても大丈夫。

途中で無理があるなと感じたらその予備を使って調整できますし、順調に終われば予備日は好きなことに使えます。このように、勉強時間を可視化することで気持ちにゆとりがうまれ、勉強がはかどることになります。

 

積極的に気分転換をしよう

上記のようなことをやってみても、どうしても勉強したくない時はあるもの。テスト前だからとにかく何かしなくてはと、ダラダラ机に向かっていても結局何も頭に入ってきません。そんな時はむしろ1時間くらいきっぱり机から離れてどっぷりとゲームをしたり、散歩して外の空気を吸うなど気分転換をするといいでしょう。

人間の集中力が続くのはせいぜい1時間ですから、計画を立てる際も1時間おきに休憩できるようなゆるいスケジュールにしておくと、心おきなく気分転換ができます。

また、いつもは自宅で勉強している方でも、テスト前は図書館やカフェなど違った場所で勉強してみると気分が変わって意外と集中できるかもしれません。自分にあった勉強場所を確保しておくのも有効です。

 

テストの前になると勉強したくない、というのは誰もが経験することで決して特殊なことではありません。勉強は、人にやらされるのではなく自分でやるもの。ということは、自分の采配次第でどうにでもなるものなのです。

学校、部活、バイトなどをしていないフリーな時間をいかに効率よく勉強に充て、集中することができるか。そのコツをつかむことができれば、テストの度に勉強したくないと感じて悶々とすることもなくなるでしょう。

勉強する目的や目標をはっきりさせること、環境を整えること、計画をたてて時間を上手に使うこと、気分転換、この4つがポイントです。どれもあなたなりに、納得の行くやり方で実行してみてください。

勉強したくてたまらない、なんてことにはならなくても、せめて勉強したくないなというマイナス思考からは抜け出せるはず。明るい将来のために、頑張ってくださいね。

まとめ

テスト前になると勉強したくないときは、

・わかりやすく達成しやすい目標を設定しよう
・テスト前に部屋や机を片付けることを習慣づけよう
・ゆるめの計画を立て実行することで、達成感を得られるようにしよう
・自分に合った気分転換方法を用意しよう

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