プレゼンのコツを掴む為に私がこっそり行った9つの秘策

プレゼンのコツを掴む為に私がこっそり行った9つの秘策
プレゼンに苦手意識を持っている人は多いもの。学生時代に研究内容をプレゼン発表を経験したという人も多いでしょうが、ビジネスのプレゼンと研究発表では求められるものが違い、戸惑うことも多いのではないでしょうか。

大学でのプレゼンは、分かりやすく自分の研究を発表すればよいのに対し、ビジネスでのプレゼンは「提案・説得」が目的となります。

また、企画についての意気込み、知識レベルも聞く人によってバラバラです。企画に乗り気ではない人もいるでしょうし、決定権を持つ人がまったくの無知ということもあり得ます。

そんな人たちを「説得」できるように、プレゼンがうまくなる秘策9つまとめました。コツを掴んで、自分の提案を最大限、魅力的に伝えられるようなプレゼンを作りましょう。

全体像をイメージし、起承転結を意識する

構想を考える上での基本中の基本です。特に起では提案を行う理由(たいていは企業が抱える問題点改善や新たな施策)について前提条件を整理し、聞いている人が皆同じ情報を持てるようにしましょう。

また、プレゼンの流れをあらかじめ大きく決めておくことで、冗長になったり論点がずれることを防ぎます。以下、流れの一例です。

<オーソドックスなプレゼンの流れ>

1.現状・前提条件
2.分析
3.課題
4具体的施策
5具体的施策をした結果
6まとめ

 

根拠を十分に用意する

提案には根拠が必要です。現在の提案が、なぜ成功の見込みがあるのかの情報はきっちり調べ、資料にのせましょう。図や表についてはそのまま載せるのではなく、該当箇所を抜粋し自分で作り直すと色や体裁の統一を図れます。

また、反対意見になるような情報も調べておきましょう。不利な情報を知らずに提案するのと、知りつつもリスクとメリットを考え提案するのとでは大きく意味合いが変わります。

 

ストーリーを作る

内容が決まったら、発表の具体的な流れを考えてみましょう。

例えば、プレゼンの企画内容が「50代男性をターゲットにしたグルメ情報アプリの企画」だとしたら、まずは聴衆に「最近使ったアプリはなんですか?」「誰か食事に誘う時、お店はどう決めていますか?」など問いかけてイメージを持ってもらい、その後、ターゲットユーザーの分析や、アプリ利用シーン、企業へのメリットの説明・・・と、内容を進めていく流れを作ります。

この段階で原稿に落とすのもよいですね。すんなりと頭に入るようなストーリーを作ってみると聞いている方はより共感しやすく、記憶に残りやすくなります。

 

1スライドに乗せる情報量に気をつける

スライドには文字を多く載せない、箇条書きにする、一文を短くする、というのが基本です。重要なことは口頭で説明する、という方法を取られる方もいるかもしれませんね。

ただ、プレゼン中に即決で何かが決まるということは少ないのではないでしょうか。そういった場合、判断に使われるのが配布したプレゼン資料です。

すっきりしたプレゼン資料はよいですが、改善(成功)根拠、結論などは図と文で丁寧に説明されている方が親切です。また、資料は出席者以外の人にも渡る可能性があります。

文章量の少なさだけに拘らず、一目見て内容が分かるものを目指しましょう。

 

ドラマティックな演出を考える

数字の報告会であれば淡々と文字と数字で発表するのがよいでしょうが、そうでない場合、変化のないプレゼンは「感情」には訴えてきませんよね。

サイトのPV数アップの施策であれば、ただ単に「ブランドサイトのPV数アップの施策」と書くのではなく、スライド一枚に大きく「もっと、○○(製品)のファンになる!毎日見たいブランドサイト施策」と商品の図と一緒に載せてみるなど、提案されている側が気分の上がる演出をしてみるとよいでしょう。

 

声に抑揚をつける

引き続き演出面の話ですが、単調な声は重要な情報も聞き逃しやすくなります。ここぞ、という時には一瞬沈黙を作り、注目を集めてから感情を込めて話す、など変化をつけましょう。

また、表情やボディランゲージも取り入れてみてもよいかもしれませんね。熱意が伝わりやすくなります。くれぐれも「わざとらしく」ならないように注意しましょう。

 

プレゼン上手な人のまねをする

上司・先輩・同僚のプレゼンを見て、いいなと思ったところをまねしましょう。プレゼンの仕方についても、企業のカラーや個人のキャラがあります。

会社で評価されるプレゼンをする人は、社内やクライアント企業の風土や性質を熟知していると思われます。見て積極的に技を盗みましょう。

一通りの骨組みは作れるようになり、余裕ができてきたら社外のプレゼン発表も聴いてみましょう。セミナーなどに参加すると、分かりやすいプレゼンを見ることができます。新たな表現の仕方を発見できるかもしれません。

 

フィードバックをもらう

自分でいくら練習しても、それは「自分の中だけの」分かりやすさです。聞いている人にどう伝わったのか、伝わりにくかったところはどこかなどフィードバックを貰い改善していきましょう。

プレゼンをうまくなるには、準備、発表、フィードバック、改善の繰り返しです。

 

日常的な話題から、プレゼンの練習をする

プレゼンの場は、社内だけではありません。例えば、友達との旅行の行き先決定や、家族内での決め事など、自分の案がどれだけよいかを相手に発表し、「説得」してみましょう。誰かが困っていることの改善案でもいいかもしれません。

普段からしていることを少し論理的に、分かりやすく、ドラマティックに演出してみましょう。思いのほか楽しいかもしれませんよ。

 

プレゼンは慣れです。まずは、流れをしっかり作ること、根拠ある資料にすることなど基本を抑えていきましょう。最後に挙げた、日常的な問題点についてプレゼン形式で考えてみる、というのもよい練習になります。

プレゼンとは常に相手が存在し、相手によって評価が変わります。どんなに綿密に準備しても、相手に響かなかったらそれは成功とは言えませんよね。その分、プレゼンがうまくいき企画が通った時の嬉しさは格別です。

新人には新人の、ベテランにはベテランのプレゼンの仕方があります。時にはベテランの安定したプレゼンより、新人が一生懸命考えた熱意あるプレゼンが通ることもあるでしょう。

自分の考えを発表し、認めてもらえる場だと思えば苦手なプレゼンも素敵な場に思えるかもしれませんよね。

まとめ

プレゼンのコツを掴む為に

・全体像をイメージし、起承転結を意識する
・根拠を十分に用意する
・ストーリーを作る
・1スライドに乗せる情報量に気をつける
・ドラマティックな演出を考える
・声に抑揚をつける
・プレゼン上手な人のまねをする
・フィードバックをもらう
・日常的な話題から、プレゼンの練習をする

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