心が疲れたなと感じる時は現代人なら少なくとも1度はありますよね。新しい職場やクラスでのスタートの時、仕事が忙しくて残業が続いたとき、上司や先輩に怒られてばかりで心が折れそうな時、自宅の部屋に帰った瞬間、「ああ、疲れた」と呟いたり心の中で思う経験は誰にでもあることです。
心が疲れたと感じたからと言って、自分を否定したり責める必要はありません。疲れたと感じるということは、自分の実力以上のことに挑戦して頑張っているという証拠なのです。しかし、心が疲れた状態がずっと続くのは良くありません。ストレスが蓄積され過ぎると心身ともに壊れてしまいます。
疲れた時は土日には人と会わずにゆっくりしたいもの。そこで、自宅で疲れた心を癒してくれる映画を見てはいかがでしょうか。そんな人におすすめの作品を7つお伝えします。
「となりのトトロ」
都会での生活に心が疲れたという人におすすめの映画が「となりのトトロ」です。この作品には、田園風景や森、川など懐かしい気持ちになれる田舎の風景が描かれていて、目まぐるしい都会の生活から逃避させてくれます。
また、物語がシンプルかつ純粋なので、深く考えることなく気楽に鑑賞できるのもポイントです。心が疲れた時は、難しいことはあまり考えたくないですよね。そんな時でも心穏やかに楽しませてくれる作品です。
「ヤァヤァシスターズの聖なる秘密」
人生においては女性にしかわからないようなイベントがあります。子育てが大変だったり、夫婦生活が上手く行かないなど、心が疲れた時にピッタリの映画が「ヤァヤァシスターズの聖なる秘密」です。
よい事ばかりではない長い人生とおばあちゃん同士の強い友情を描いているため、年齢を重ねるごとに共感ポイントが変わっていくので、心が疲れた時にはどんな年齢層の女性でも癒される作品です。
「プラダを着た悪魔」
職場で上司や先輩から怒られた時や何をやってもうまくいかない時には、どうして自分ばっかりこんな目に合うんだろうと泣きたくなりますよね。そんな人におすすめの映画が「プラダを着た悪魔」です。
どん底に落ちたように心が疲れた時には、自分と同じような境遇の人もいるんだという事に気づくだけで勇気づけられます。この作品では、厳しい上司や難しい仕事に悪戦苦闘する主人公の姿がリアルに描かれているため、共感できて、元気が励まされます。
「リトルミスサンシャイン」
心が疲れた時は、笑いが欲しいもの。笑って泣いて感動できる「リトルミスサンシャイン」は、美少女コンテストで優勝を夢見る少女を中心にちぐはぐだけど愛情あふれる家族を描いています。
コメディタッチなので笑える部分が多いのですが、最終的には素朴な家族愛にジーンときます。明るい気持ちになりたい!そう思う人におすすめの映画です。
「かもめ食堂」
何も考えずにただボーっとしたいという時ってありますよね。心が疲れた時は、土日に何もせずにずっと家で過ごしたいものですが、何もせずに夕方になると「1日が無駄になった」と後悔してしまうこともあります。
そこで、何も考えずにボーっとしたいくらい心が疲れた時におすすめの映画が「かもめ食堂」です。フィンランドのヘルシンキにあるかもめ食堂を舞台に何気ない日常を描いたこの作品を見ていると心が穏やかになります。
「魔女の宅急便」
仕事で失敗してしまった時や大事なテストで成績が悪かった時には「自分なんてダメだ」と自分を責めて落ち込んでしまいますよね。周りが良く見えて嫉妬することもあるでしょう。そんな風に心が疲れた時におすすめの映画が「魔女の宅急便」です。
アニメですが社会人が仕事で挫折をしてそれを自分なりに考えながら乗り越えていく主人公を見ると「自分も頑張ろう」という気持ちになることができます。
「男はつらいよシリーズ」
日本が誇る不朽の名作「男はつらいよ」シリーズは、若い人はあまり見る機会がないかもしれませんが、この作品は老若男女の心に響きます。シリーズでは、毎回寅さん一家を中心にヒロインや登場人物が変わりますが、共通しているのは寅さんの厚い人情や登場人物の人間臭さです。
劣等感を感じたりして心が疲れたなと思った時にこの作品を見ると「完璧な人間なんていない」「もっと寛容な心を持とう」という気持ちになることができます。
さて、心が疲れた時には、1人で家にこもりたい、何も考えたくないししたくないという気持ちになりますよね。そんな時は、無理に人からの誘いに乗ることはありません。落ち着いてじっくりと自分を見つめなおす時間が必要です。
自分を見つめなおすきっかけになるのが映画、心が疲れた時には映画を見て、その作品に集中することで自分のことや周囲のことを客観的に見つめなおすことができるのです。ほっこりする作品や勇気づけられる作品など、心の癒し方は映画によって様々です。
今回お伝えした映画の作品は、どれも心が疲れ時におすすめのものですが、自分の心が疲れた理由は何なのか、今自分が求めているものな何なのかを考えて映画選びをするとよいでしょう。
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