やる気にあふれるチームをつくる5つのグループ活性術


学校や職場、また趣味で参加している団体などでやる気のあるチームはより良い結果を残すことが多いですよね。何事も、やる気がなければ始まりません。

ただ、個人での取り組みとは違い、複数の人間が集まるチームやグループの運用は、個々の能力の問題だけでなく人間関係など全体の雰囲気も大きく影響します。

たとえ能力の高い人間ばかりを集めても、お互いに協力する意思も無くやる気も出せないような状態であれば、期待するような成果は得られにくいでしょう。

チームやグループで何事かにしっかり取り組んでいくということはそれだけ難しいことであり、やる気の出る雰囲気や環境を作ることがとても大切なのです。そこで今回は、やる気あるチームをつくるためのグループ活用術をお伝えします。

チームはなるべく個性の違うタイプを集めて構成しましょう

まず、全体としてやる気のあるチームを作るためには、個性の違うタイプの人材を集めて構成しましょう。意外に思う方もいるかもしれませんね。

長所・短所を含めて個性がバラバラの方が、チーム全体としては足りない部分を補い合えるという大きな利点があるのです。

同じような能力、またタイプの人間を集めてしまうと、貢献度や成果についてどうしても比較されてしまい、チーム内に格差が生まれてしまう可能性があります。

また、チームやグループの中で、やる気のある人だけが頑張れば頑張るほど、全体としては成果が出ないということも少なくないのです。

ただの仲良しグループではなく、何か成果をあげるためのチームを作る際には、バラエティ豊かな人材を集めることが大切です。

 

メンバーが交流する機会を積極的に設けて安心感を与えましょう

個性豊かな人材が揃うと、やる気を出す前により良いチームワークでやっていけるのか、そもそも自分がどう貢献できるのか、不安や疑問を感じることもあるでしょう。

成すべき目的や成果があると尚更ですよね。チーム内に不安があると、全体的なやる気もなかなか上がりません。食事でもレジャーでも良いので、メンバー同士が交流できる機会を積極的に設けましょう。

チームとして一緒にやっていく仲間がどのような人物なのかを知ることは、チームワークを良くする上で必要です。交流をしていく中で、仮に性格的に合わない相手であっても、“そういう相手である”ことを前提とした接し方ができますね。

あまりにも人間関係が悪くなるのは問題ですが、チーム全体のやる気を引き出すために、チーム内のコミュニケーションを活発にすることが重要ですよ。

 

メンバーそれぞれの長所をチーム内で共有させましょう

やる気あふれるチームにするためにコミュニケーションを活発にしていく中で、メンバー同士がお互いに正直な意見を言える環境を整えることも重要です。チームとして良い雰囲気にするには、お互いの理解が大切ですよね。

具体的には、チームとして目的や成果を達成する上での、メンバー個々の長所(得意分野)を認め合える、共有できる環境です。そうすることで、チーム全体のやる気も高まりますし、役割分担をする際には適材適所を実現しやすくなります。

ただ、このように長所(得意分野)を共有することで“誰が最も優れているのか”などという、メンバーの格付けをしてしまうことのないように意識しておくように注意しましょう。

 

まずは長所を伸ばすことを優先して士気を高めましょう

メンバー個々の特徴や長所(得意分野)が把握できれば、まずはその長所を伸ばすことを優先しましょう。得意分野を評価されることは、やはり嬉しくてやる気が出ますよね。

個々のメンバーがやる気を出すことでそれぞれの力や能力がより発揮され、チーム全体としても士気が高まります。欠点や問題点も見えてくると思いますが、最初からそうした点を指摘してばかりでは雰囲気も悪くなり、やる気もどんどん削がれてしまうでしょう。

もちろん、問題点などを放置しておいて良いということではなく、あくまでも優先順位としてまずは長所を伸ばすことに重点をおくということです。チームがまとまっていく過程でやる気も高まっていくことは、理想的ですね。

 

欠点や弱点はチームでカバーするという意識を持たせましょう

さて、先ほどチームを運用する際に、まずは長所や利点を伸ばすことを優先しましょうとお伝えしました。まずは、チーム全体のやる気アップが大事ですよね。

そして、チーム運営がある程度円滑に進むようになって余裕も出て来た頃に、欠点や短所(苦手分野)に対して本格的に取り組みましょう。その際、個々の弱点を克服することも大切ですが、チームとしてお互いに補い合うという意識を持たせることが必要です。

メンバー個々の長所(得意分野)について共有しているということは、同時に“どのような欠点や弱点に対応できるのか”ということも、ある程度の想定ができるはずです。

間違っても、誰か特定のメンバーが足を引っ張っているという雰囲気にしてはいけません。チーム全体で協力して問題点を解決することで、モチベーションもさらに高まるでしょう。

 

以上のように、やる気あるチームをつくるためのグループ活用術をお伝えしました。冒頭でもお伝えしましたが、個人で物事を進めるのと違って、様々な考え方を持つ人々が集まり協力しながら1つのことを成し遂げるのは、簡単なことではありませんよね。

チーム内での葛藤や衝突も、避けては通れないかもしれません。ただ、チーム全体がやる気にあふれていれば、そのような困難に直面したとしても前向きに取り組むことができるはずです。

そして、それを克服できた時には、よりまとまったチームとして成長していくことでしょう。高いモチベーションを保ったやる気あるチームづくりの為にも、今回お伝えしたグループ活用術をぜひ参考にしてくださいね。

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