思考力を高めて、目の前にある問題を解決する9つの方法


思考力、それはその名の通り「考える力」ですが、思考力が高い人には「問題解決が上手い」という共通点がある事にあなたは気がついていますか?それはなぜかというと、あらゆる角度から物事を考えられるので、一般的には見えない解決方法も見えてくるためです。

そんな訳で今日は、思考力を高めて目の前の問題を解決する能力を高める方法をお伝えします。そうすることで、これまで悩んでいた問題も、上手く進まなかった仕事も「自分で考えた方法」によって乗り切ることが可能になります。

思考力アップで問題解決 その1 「活字を読む」

思考力とは「物を考える力」です。これがなければ問題解決は難しいですよね。問題やトラブルは、身に付けた知識をフル活用して解決に至ります。このとき、「知識をどう使うか?」が重要なんですよ。知識だけを持っていても「宝の持ち腐れ」であるため、「知識の使い方=思考力」と考えて下さい。

そこで、まず実践しておきたいのが「活字を読む」ということです。本でなくても構いません。電車の中吊り広告でも良いですし、ネットのニュースでも良いでしょう。とにかく何でも良いので、活字を読むことをオススメします。

活字は、読むことで知識を深める効果があります。知識が深まれば、「問題を解決するための武器」が増えるため、思考力を高める前にまず武器を多くしておく必要があるんですね。

たとえば、法律にものすごく詳しい人がいるとします。しかしこの人は日本語が話せません。もちろん、日本国内でその知識は「宝の持ち腐れ」です。

このように、思考力をフル活用するには「活用する武器」をゲットしておく必要があります。そのためにも、ぜひ目にとまった活字を読んで、「読むクセ」を身に付けておきましょう。

 

思考力アップで問題解決 その2 「自分の性格を考える」

思考力をアップさせる上で最も簡単な方法、それが「自分の性格を考える」というものです。自分自身を客観的に見るのは簡単なことではないかもしれませんが、ザックリとなら自分の性格も分かるでしょう。

この時、ポイントになるのが「シチュエーション設定」です。「自分は頑固な性格だ」と考えるのではなく、「目の前に行きつけのラーメン屋、その隣には行列が出来ている新装開店のラーメン屋」があると想像して下さい。

「私は頑固なので、行きつけのラーメン屋を選びます!」となりますよね?このように、自分の性格に適当なシチュエーションを重ね合わせ、その上で自分が取るであろう行動を考えるのです。

もちろん、仲の良い友人や同僚で遊んでも良いですよ。「あいつだったら新装開店のラーメン屋に並ぶんだろうなぁ…」と、想像するだけでも思考力のトレーニングになるのです。

また、行きつけのラーメン屋に並ぶ根拠を「頑固」だけに決め付けるのではなく、2~3ほど他の根拠も考えた方が良いでしょう。「頑固」だけなら誰でも思いつきそうな根拠ですし、さらに自分が行きつけのラーメン屋にこだわる理由を考えることで思考力がアップするのです。

 

思考力アップで問題解決 その3 「簡単な数学を趣味にする」

何度も言うようですが、思考力とは「物事を考える力」です。「考える」のであれば、テーマが何であっても構いません。そこで、「簡単な数学」で遊んでみてはいかがでしょうか?

「えぇ~、何か嫌な感じ…」と思われるかもしれませんが、かつての苦手な数学は「勉強させられる立場」だったから嫌に感じていたのです。今は私たちも大人ですし、スキルアップやキャリアアップを自分から進んで取り組む立場です。なので、昔ほど「嫌だな…」と感じることはないはずです。

数学は、公式などを駆使して答えを求める学問です。当然、暗記ではないために「数字を考える力」が必要です。しかも相手は数字なので、感情に左右されることなく思考力を鍛えられます。

たとえば、上司から小言を言われて、「なぜ小言を言われたのか?」を考えるとします。この時、「腹が立って考えられない!」ということもあるでしょう。一方、数字は無機質な存在です。そのような感情に左右されることなく、自分の思考力を存分に発揮してトレーニングすることが出来るんですね。

この時、ポイントになるのが「簡単な数学」です。数式がズラッと並んでいるようなレベルは推奨できません。あくまでも、「ちょっと頭を使えば解答の糸口が見える」というレベルを心がけて下さい。大切なのは「考えること」であって、数学力をアップさせることではないことを忘れずに。

 

思考力アップで問題解決 その4 「無関係な問題を解決する」

思考力アップには、「知識を深め、その知識を使って問題解決を図る」という効果があります。しかし、問題解決をする上で最も困るのが「感情」の存在です。

「カッとなった方が負け」という言葉が日本語にはありますが、怒りの感情に支配されている限り問題解決は容易ではありません。特に、相手が聞く耳を持たなかったら解決など程遠いことになるでしょう。

つまり冷静な対処が問題解決には求められるのですが、そのためには「冷静に対処する練習」をしておく必要があります。短気な方でも、トレーニング次第では怒りの感情をコントロールして、上手くトラブルを解決できることもあるのです。

そのトレーニング方法ですが、「自分とは無関係な問題を解決してみる」という方法があります。もちろん、実際に解決する必要はありませんよ。解決するまでの道のりを頭の中でイメージする。

たとえば「経済を立て直すには?」という壮大なテーマでも、「どこかの都道府県をタックスヘイブンにする」という、極めて無責任な解決法でも構いません(笑)。目的は思考力をアップさせることなので、イメージしていることが現実的かどうかは関係ありません。

要するに、「この流れならこうなる」と、頭の中で一連の流れをイメージすることが大切なのです。しかも自分とは無関係なことなので(というか、タックスヘイブンは非現実的ですし…)、感情に支配されることもありません。こうやってトレーニングを積んでおけば、意識することで冷静な対処による問題解決を図ることが出来るでしょう。

 

思考力アップで問題解決 その5 「人間観察をする」

思考力アップには「人間観察」も有効です。「考える力」が思考力ですから、「考えるクセ」を付けて日常を過ごすことで、徐々に思考力は高まってくるのです。

よく、「人間観察をしている人は世渡りが上手」と言いますが、それはあらゆる性格に対して自分の中での想定や思考力が高まっている証拠です。「この場合、この人ならこうなるかも…」と想像できているため、その後の結果も「想定内」として全体の計画を練ることが出来るんですね。

私も、電車などに乗ると自然と人間観察をしてしまいます。車内が混んでいる時は携帯電話でニュースを読んでいますが、空いていると「この人は…」などと、ちょっと迷惑ですが観察してしまいます。

その効果がどう表れているのは分かりませんが、基本的に人間付き合いは好きな方になりました。また、苦手な人とのコミュニケーションも嫌とは思いません。好んでその人とコミュニケーションを取ることはしませんが、会話をすることに関しては、特に苦に感じることなく言葉を交わします。

また苦手なタイプの人を目の前にしても、「まぁ、この人だったらそうなるよね…」と、冷静に見ることも出来るようになります。考えてもみてください、自分と関係ない人のことで腹を立てるなんて、無駄なストレスを受けているようなものですからね。もったいないですよね。

 

思考力アップで問題解決 その6 「プロセスと結果をつなげる」

思考力が低い人に見られる共通点として、「プロセスと結果がつながっていない」という点があります。「それで、結局どうなの…?」という印象を相手に持たれてしまうんですね。これではスムーズなコミュニケーションは取れませんし、「優秀な人」のイメージは絶対に付かないでしょう。

当然、そんな状況を放置しておくわけにはいきません。学生時代なら大きな問題ではありませんが、社会に出ると学生時代とは比較にならないほど多くの問題を抱えることになります。ぜひ思考力をアップさせて、「プロセスと結果をつなげる→問題解決能力を高める」を意識しておきましょう。

その場合、まずプロセスから考えるのではなく、最初に結果を考え、そこから逆算してプロセスを導き出すトレーニングが効果的です。

思考力が低い人の場合、「結果が見えないからプロセスもハッキリしない」というケースが多く見られます。したがってプロセス自体が迷走することになり、「だから何なの…」という印象を持たれてしまうのです。

そこで、解決すべき問題が目の前にある場合、「自分はこの問題の結果をどうしたいか?」を考えてみましょう。上司と意見が対立している場合は、「上司はどうしたいのか?」を考え、自分の理想との妥協点を模索します。それを「結果」として、「そこに導くにはどうすれば良いのか?」を考えて下さい。

結果さえハッキリ見えれば、そこからプロセスを逆算することは難しいことではありません。だからこそ、「10→1→2→3…」の考え方が思考力アップに有効です。

 

思考力アップで問題解決 その7 「読書を楽しもう!」

上記で「活字を読む」の重要性を紹介しました。活字はどんなものであっても知識を広げてくれます。生きるために無駄な知識であっても、「世間話で使える」などの活用方法があるでしょう。

そのためにも読書は有効な手段ですが、「活字を読む」と「読書をする」は少し違います。活字を読むとは、その名の通り目の前の文字を読むことです。一方、読書をするということは「内容を理解する」ということ。

私の知り合いにも、新聞や雑誌なとの活字の記事を見せても「ポカン…」としているひとがいます。「書いてある内容は読めるし、分からない単語もない。でも、1つのストーリーとしてつながらない…」と言うんです、、、

これは、「活字を読んでいる」という意味ではその通りですが、内容を理解していない以上、読書ではありません。読書とは、活字を読んで全体のストーリーを理解することです。当然、理解するには一定の思考力が必要でしょう。考える力がなければ理解なんて出来ません。

よく、「想像力が低い人は落語を理解できない」と言います。まさにその通りで、「聞こえる音を頭の中で生中継する」という思考力と想像力がなければ落語を理解することはできません。

その意味では、読書は落語を理解するための「下準備」と言えるかもしれませんね。全体の流れを理解する思考力を身に付けるためにも、ぜひ読書を趣味の1つにしてはいかがでしょうか?なお、最初はマンガでもOKです。出来れば活字だけの読書が好ましいのですが、理解できないことが苦になってはいけませんので、まずは簡単なものから始めるようにしましょう。

 

思考力アップで問題解決 その8  「暗記ではなく背景を読み取る」

学問には、大きく分けて2種類があります。1つは「暗記力」が重要になる学問、もう1つは「思考力」が大切になる学問。歴史などは「暗記」の代表格として思われていますが、何も暗記だけで歴史が攻略できるとは限りません。

数学の円周率も同じです。基本的には「暗記」が重要ですが、暗記だけが攻略のカギになるとは思えないのです。

賢い勉強をする人は、「数字や年号にストーリーを付ける」という方法を実践しておられます。よくありますよね。元素記号を覚える時でも、「すいへ~り~べ~ぼくのふね」なんて教えられたようにです。

じつは、この方法が思考力アップに役立ちます。暗記するものにオリジナルのストーリーを付けて、それで覚えるのです。

この時に必要になるのが「ストーリーを考える力」と「ストーリーをイメージできるだけの想像力」です。宅建の試験でも専門用語や法律が出てきますが、それもオリジナルのストーリーを付けて覚えてみましょう。

さらに歴史の年号でも、年号だけを覚えるのではなく、「何があったのか?」もセットで覚えることが大切です。またこの時、「この武将はこんな性格だったんだろうな~」と、想像力を働かして当時のストーリーの背景を考えることも大切です。こうすれば知識が身に付くだけでなく、その知識をもとに「考える力」も身につきますので、思考力アップに大きく役立つでしょう。

 

思考力アップで問題解決 その9 「発信力を身に付ける」

思考力を完全に自分のものにするためには、頭の中で考えるだけでは不十分。「実戦トレーニング」を積まなければ、単なる「妄想が趣味の人」で終わってしまいます。

その実戦トレーニングとして最も効果的なのが、「物事を発信する」という作業です。社内の会議で発言するのも発信の1つですし、他人とのコミュニケーションでも言葉を発することは出来ます。また、ブログやSNSでも自分の言葉を発信することが出来るでしょう。

この時、大切なのは「周りの空気」です。周りが何を考えているのか、あるいはその場所にいる人の多くは何を求めているのか、これをしっかりと理解しておくことが重要ですね。さもないと「この人は何を言ってるんだ…」となり、「浮いた人」として注目されるでしょう。

したがって、最初は「当たり障りのない言葉」で構いません。空気を読むのが上手い人は最初から自分の意見をズバッと言えますが、そうでなければ、「これを言っておけば嫌われないだろう…」という程度の発言でも問題ないのです。自分の意見に関しては、そこから徐々に周りを引き寄せていきましょう。

「当たり障りのないことから発信→それに慣れれば少しだけ自分の意見を入れる」を繰り返しておけば、知識と思考力を「周りの空気」に合わせて使うことが出来るようになるため、自然と周りもあなたの発言に注目することになるでしょう。

 

このように、思考力を高めて、目の前にある問題を解決する為の基本は普段から考えるクセを付けることが重要です。思考力を身に付けるトレーニングはそれほど難しくありませんが、やはり最後の「発信力を身に付ける」は難しいですよね。空気を読むのが上手い人は、それだけで1つのスキル。

もしそうでなければ、上記で紹介した方法「当たり障りのないことから発信する」でトレーニングを積んでおきましょう!

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