育児中のどうしようもないイライラ。母親の誰もが一度は「子供にイライラしない方法があったら教えてほしい!」と強く思ったことがありますよね。
子供のことを心から愛していて、自分以上に大切に感じているのに、抑えることにできないイライラをぶつけるように、子供を怒鳴りつけてしまって自己嫌悪。そういうときにイライラしない方法を知っていると子供への対応も変わってきます。
ですが、子供のことを真剣に考えているからこそ、何とかしなくてはと必死になり、それがイライラに繋がってしまいます。母親なら誰もが「あるある」と共感してしまう出来事です。
だけど、本当は笑顔が素敵な優しいママでいたいと思っていることでしょう。そうなるためには、ちょっとしたコツがあるのです。そこで今回は、子供にイライラしない方法についてお伝えします。
予定を詰めすぎず、時間にゆとりのある生活を心がけよう
もう出かける時間、そんな時に限って子供は愚図ったり言うことをきかなかったりするものですよね。「早くしなさい!」と子供を叱って親子でイライラするのは、お出かけ前に良くある風景です。
現代の母親は非常に忙しいです。子供の躾、教育などを一手に引き受けているといっても過言ではありません。子供の将来を考えて「あれもこれも」とやることが山積みになっている人も多いでしょう。
だけど、忙しくて時間に余裕がないと、それだけで人はイライラするものです。子供にイライラするのは、時間に余裕がないときが殆どでしょう。
だからこそ、子供にイライラしない方法は、とにかく時間にゆとりのある生活を心がけること。
働いていたり、子供が一人ではなかったりする家庭は、それだけで目まぐるしい毎日でしょうが、「今は特別の時期」と思って、手抜きするべきところは最大限手抜きし、忙しさに追われないようにしましょう。常にイライラしない方法を頭の片隅に記憶しておくことが大事ですね。
子供にイライラしたら「ま、いっか」の精神でやり過ごそう
子供のことを考えると「あれもできるようにさせなければ」「これもやらせなければ」と、一生懸命になってしまいますよね。子供のことを考えて、栄養バランスの良い食事を作りたいし、お片づけを教えるためにも部屋は常に綺麗をキープしたいと思うことでしょう。
そして、それが上手くいかないとき「これではいけない」と、より一層必死になってしまい、「どうして上手くいかないんだろう」とイライラが募ってしまいます。
そんな時は「ま、いっか」です。部屋が片付かなくても「ま、いっか」。子供が上手に着替えできなくても「ま、いっか」。今日子供にドリルをさせてないけど「ま、いっか」。今日くらい夕食はデリバリーピザでも「ま、いっか」。
究極にイライラしたら「ま、いっか」の精神でやり過ごしましょう。それが子供にイライラしない方法です。長い子育て期間、少しくらい「ま、いっか」と手抜きしまくりの日があっても大丈夫です。
育児は夫婦でするもの。旦那を大いに有効活用しよう
専業主婦が陥りがちな育児中のイライラは、仕事で忙しい旦那に気を使って子供に関するすべてを自分で背負ってしまい、キャパオーバーになった時のイライラです。「旦那の仕事は外で働くこと、私の仕事は家事と育児」と、責任感の強い人ほど、このイライラに陥りやすいです。
疲れている旦那を労わるのは良いことですが、自分が我慢を重ねて爆発寸前になるのはよくありません。それに、育児は母親の仕事ではなく、夫婦でするものであり、また夫婦で楽しむものでもあるのです。
子育て中、子供の遊び相手やお世話を旦那に頼るのに、何の躊躇いもいりません。むしろ、父子のきずなを強めるためにも、旦那と子供を率先して関わらせるべきなのです。子供との関わりが増えれば、旦那が子供に感じる愛情が増し、家族にとって良いことだらけ。
なので、子供にイライラしない方法は旦那を大いに有効活用すること。自分が体調不良で起き上がれなくなっても、一通り旦那だけで子供の世話ができるくらいにしておくと安心です。そして、「たまには主婦にも休息が必要よ」と、旦那に子供を任せて自由時間をもらいましょう。
子供は親の成績表ではないことを肝に銘じよう
外に出ると、他人の子供がやけに優秀に感じますよね。「それに比べてうちの子供は…」と落ち込むこともあるでしょうし、「子供が遅れをとってはいけない」と焦燥感を持つこともあるでしょう。
逆に、子供が他人より優れている何かを持っていれば「さすがうちの子!」と嬉しくなりますし、「得意分野を伸ばしてあげたい」「子供のためにもっと色々やらせなければ」と思います。
そして、これらの気持ちが先走ってしまったとき、「なぜこんなこともできないのか」「まるで自分の育児がダメなようで恥ずかしい」「皆に笑われてしまう」と、マイナスな感情が生まれ、イライラしてしまいます。
世の中が母親に向ける目は非常に厳しいです。「躾のできない母親」「教育に無関心な母親」とレッテルを貼られるかもしれないと、母親たちはプレッシャーにつぶされそうになっています。だからこそ、他人の目を気にせず、凛とした姿勢で我が子に接することが大切です。子供は親の成績表ではないことを肝に銘じましょう。
のんびりデーを作って、とことん手抜きする時間を確保しよう
毎日母親業に懸命に取り組んでいる皆さま、本当にお疲れ様です。イライラするのは、イライラするくらい頑張っているからです。子育ては本気の24時間営業。完全にスイッチOFFにすることは難しく、常に緩くON状態を保っていなければならないのが辛いところです。
なので、自主的にのんびりデーを作りましょう。母親は家族のリーダーです。「今日はなんでもあり!テレビもDVDもゲームもやり放題!ママは今日一日ゴロゴロします!」と宣言してしまうのです。
子供にイライラしない方法にも色々ありますが、一番大事なのは自分の気持ち。自分で自分に休息をあげましょう。
一日のんびりすれば、明日やることが増えてしまうかもしれないけど、そんなことは気にせずのんびりゴロゴロしながら子供を眺めていると、「やっぱりうちの子って最高に可愛い」と心があったかくなり、明日頑張るための力が出てくることでしょう。
今回、子供に対してイライラしない方法を5つお伝えしました。今の時代、子育て中不安を感じることが多いですよね。どうすれば子供が将来幸せに暮らせるかを真剣に考えれば考えるほど、自分がやるべきことが増えていきます。そして、子供に課すべきことも増えていくのです。
しかし、そうなると自分も子供も徐々にイライラを募らせてしまいます。忙しいという字は「心を亡くす」と書きます。忙しい日々が続くとイライラしてくるのは当たり前なのです。
だからといって、全てを投げ出すわけにもいきません。なので、メリハリをつけていきましょう。子供にイライラしない方法は、頑張る日と休む日を上手にローテーションさせていくことです。
我が子の笑顔ほど親の心を和ませることはありません。毎日やるべきことは山積みだと思いますが、時には「子供をひたすら笑わせる日」と作ってみてはいかがでしょうか。上手くいかないことがあっても、子供が笑ってくれたら、今日はそれで良しなのです。
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