個性心理学、わかっているようでわからない学問のように見えますよね。
人間の個性を12の動物に当てはめ、さらに60に細分化することで誰にでもわかりやすいイメージ心理学として確立されたものです。12の動物とは「猿」「チータ」「黒ヒョウ」「ライオン」「虎」「狸」「子守熊(コアラ)」「象」「ひつじ」「ペガサス」「狼」「小鹿」です。
この心理学を理解、応用することで仕事が円滑に進む・・・どうやればいいのでしょう。一緒に考えてみましょう。
個性心理学を理解して
円滑に仕事を行う9つの行動
その1: まず自分のキャラを見てみましょう
パソコンでもスマホでも「動物キャラナビ」で検索するとすぐに診断サイトが見つかります。
まず性別を入力、次に生年月日を西暦で入力すると、先に記した12のキャラをさらに細分化した60のキャラのうち、自分の動物キャラが表示されます。ここがスタートラインになります。
私はネアカの狼と診断されました。
その2: 自分のキャラクターを知ろう
私をモデルに話を進めていきます。
この診断画面を見るとまず「狼グループの共通の特徴」という表記があります。これを見ると
①ペースを乱されるのを嫌う
②一人だけの時間と空間が好き
③人真似をしたくない
④初対面ではとっつきにくい
⑤臨機応変の対応が苦手
⑥言葉足らずのところがある
⑦「変わってるね」と言われると喜ぶ という内容です。
うーむ、当たってるところもあれば、全く違うところもあり、なかなか興味深い結果です。そして「曲がったことが大嫌いで、正義感が人一倍強く他人のことでも筋を通そうとする。自分が納得できない事には絶対にうんと言わない頑固者。周囲が一目置くくらい自分の得意分野でナンバーワンをとるパワーの持ち主。
飽きっぽく根気が足りないのが難点。要領は良くないが恵まれた運の持ち主で、個性が全ての面で発展していく」とのこと。占いのような感じがしますね。
その3: キャラで異なる心理パターン
ここでさらに心理パターンの項目を見てみましょう。
そこには「猿」「チータ」「黒ヒョウ」「ペガサス」「狼」「小鹿」はどうにかなるさ、とプラス思考で前向き、行動的で慎重さが不足気味の「未来展望型」、「ライオン」「虎」「狸」「子守熊(コアラ)」「象」「ひつじ」は経験を重視して慎重に考え決断する「過去回想型」に分類される、となっています。
この辺から対人関係でのヒントになるようなものが見えてきました。
その4: 行動パターンも分類があります
次に行動パターンです。12の動物キャラのうち「猿」「黒ヒョウ」「虎」「子守熊(コアラ)」「ひつじ」「狼」は計画性があり、講師の区別をはっきりつけ、人間関係では本音で付き合う、柔軟性にやや乏しい「目標志向型」、「チータ」「ライオン」「狸」「象」「ペガサス」「小鹿」は大きな目標を決め、臨機応変に対応、付き合いはまず建前から入り徐々に心を開いていくという「状況対応型」に分かれます。
その5: 思考パターンも2つに分かれます
「猿」「チータ」「黒ヒョウ」「ライオン」「虎」「狸」の6種は想像力を働かせ、直感とイメージを大事にする「右脳型」、これに対して「子守熊(コアラ)」「象」「ひつじ」「ペガサス」「狼」「小鹿」は現実的で理論的、データを裏付けとしたもので物事を判断する「左脳型」といえるのです。
その6: 自分自身の詳細キャラがわかります
こうして示された私のキャラは初対面ではとっつきづらく、一人だけの空間や時間が好きで言葉足らずのところがあり、考え方はプラス志向で軽はずみの傾向が見られます。
さらに人との付き合いはまず建前から入って直感を大事にしている、ということになります。
つまり、これだけのデータがあれば、私と相対する人はこれら私の性格、思考パターンを前提にお付き合いすることで、スムーズな人間関係が築けるわけです。
その7: 相手の特徴を知ろう
相手が取引先であったり、会社の先輩・後輩であったり、もちろん恋愛対象の異性であっても、この心理学を当てはめてみると、応対の仕方がおぼろげながら見えてきませんか?
「黒ヒョウ」タイプなら新し物好き、正義感が強い、傷つきやすい。
「虎」タイプならバランス感覚が抜群で相手の言い方が気になり、自由・平等・博愛主義で親分肌・・・・どうでしょう?これだけでもそのタイプの人とうまくやる術が見えてきませんか?
その8: 他の動物の特性
そのほかの動物の共通性格も見てみましょう。「ひつじ」は寂しがり屋で一人ぼっちが嫌い、誘われると断れないのにグチやボヤキが多い。
「子守熊(コアラ)」はロマンチストな空想家でサービス精神が旺盛、負ける勝負はしないで下ネタOK。「猿」は落ち着きがなく、手先が器用で堅苦しい雰囲気が嫌いで細かく指示されないとダメ。
「チータ」は超プラス思考、常に大勢の中心で居たがり話も態度も大きい。「ライオン」はVIP待遇に弱く、礼儀礼節にうるさい、自分に優しく他人に厳しい。
「たぬき」は和風好みで経験と実績を重んじる、行きつけの店を持つのが好き。「こじか」は好き嫌いが激しくウソがつけない、好奇心が旺盛で感情を隠しきれない。
「象」は努力と根性の人で話が大きく待たされるのが嫌い、的・味方の区別をはっきりつける。最後に「ペガサス」は束縛される環境に弱く、気分屋で一ヶ所にずっといられない。
その9: これらを踏まえて
もちろん心理学ですから、それぞれの性格や行動パターンなどの全てを網羅しているわけではありません。
相手の気持ちを大事にしてこれらの個性を先入観として持たないことが重要です。
情報の一端として、相手がそういう思考や行動パターンを取った時に「ああ、そういえば、こんなことが診断結果に出てたな」という程度に留めておくことが重要です。
一番大切なのは、その相手に対して自分自身が真剣に向き合う努力をすることなのです。
いかがでしょうか?
ともすると女性が好きな星占いや四柱推命に似た部分が多いですよね。対人関係を築くのがヘタと言われている現代人がこういう心理学を基に人とのつながりを深めていけたら、楽しい生活が送れるようになるのではないでしょうか。
まとめ
個性心理学を理解して円滑に仕事を行う9つの行動
その1: まず自分のキャラを見てみましょう
その2: 自分のキャラクターを知ろう
その3: キャラで異なる心理パターン
その4: 行動パターンも分類があります
その5: 思考パターンも2つに分かれます
その6: 自分自身の詳細キャラがわかります
その7: 相手の特徴を知ろう
その8: 他の動物の特性
その9: これらを踏まえて
コメントをお書きください