出世するには嫌われる勇気が必要不可欠な5つの理由

「嫌われる勇気」という言葉、最近よく耳にしますよね。KYという言葉や、空気を読むことを良しとする日本社会で、突然「嫌われる勇気」と言われても戸惑った方も多いのではないでしょうか。

確かに、人間、全ての人から好かれるとうことは無理なことなのですから、嫌われる勇気を持つことができたら、生きていくのが楽になるのかもしれません。

しかし、嫌われる勇気をもつことはもっと分かりやすいメリットがあるのです。なんと、嫌われる勇気は出世に繋がっているのです。「嫌われる勇気」ちょっと気になってきますね。

そこで今日は、出世するには嫌われる勇気が必要不可欠な理由についてお伝えします。きっと、戸惑っていたあなたも「嫌われる勇気」に魅力を感じること間違いなしですよ。

結果を出すためには和を乱す勇気がいる

何かで結果を出すためには時にストイックに行わなければならない状況もあります。そういう時に限って、周りは「今日、飲みに行かない？」なんて誘惑してくるものです。その誘いを断れば「付き合い悪いよな」なんて嫌な言葉もいわれるでしょう。しかし、出世するためには、時には和を乱す勇気も必要なのです。

周りもあなたが誘いにのらず頑張れば結果が出ることは知っています。しかし、自分はそのような努力はしたくない、なるべく楽をしたい、だから無意識にあなたを遊びに誘って自分たちの世界に引きずり込もうとしているのです。

学生時代、受験勉強を頑張る友人を周りが馬鹿にしたり、遊びに誘って邪魔をしたりするのと一緒です。結果はどうでしょう。嫌われる勇気をもって誘いを断り、受験勉強に集中した人だけが難関校に合格したのではないでしょうか。

会議中、8割方意見がまとまっている状態で、自分が違う意見を提案することは、時にその場の反感を買うかもしれません。

しかし、その意見が正しいものであるならば、嫌われる勇気をもって押し通すことも大切なことです。他人の意見に帯同ばかりしている人が高く評価されることはありませんからね。

才能があるひと、能力が高い人、というのは組織の中でも目立つものです。他の人が思いつかないようなことや、成し遂げないようなことをやってのけるのですから当然です。

しかし、組織の中で目立つと付いてくるのが「妬み」です。あなたの成功を面白くない、妬ましいと感じる人から時に嫌がらせをされることもあるでしょう。

その時、嫌われたくないからと自分自身を自分を妬む集団まで下げてしまうのか、嫌われる勇気をもってその集団を無視し、自分の道を突き進むかで成功かするかどうかの分かれ道となるのです。

可愛がっている後輩や、仲が良い同期が保身のために会社にとって良くないことをしている、またはしようとしていることを知ってしまったとき、あなたならどうしますか。そのことを咎めれば、相手との今の良好な関係は崩れてしまうでしょう。目をつぶってしまうことは簡単なことです。

しかし、あなたが情に流されて目をつぶることは、可愛がっている後輩にも会社にもあなた自身にも良い結果をもたらすことは決してないのです。あなたが目をつぶってもいつかは誰かが気付いてしまうのですから。そして、誰かが気付いたとき、目をつぶったあなたも問題になるでしょう。

嫌われる勇気が持てない人は誰にでも良い顔をします。皆の顔色をうかがい、嫌われないようにするためです。しかし、このような行動は人間関係のストレスを生み出します。

全ての人が仲良くできる訳ではありませんので、誰かと誰かの板挟みになったり、嫌われないために別の自分を演じたりすることになるでしょう。このような人間関係のストレスはあなたから大事な時間や安寧な心を奪ってしまいます。

あなたが嫌われる勇気をもって、誰にでも良い顔をするのを止めれば、人と人の板挟みにあって無駄な時間を過ごしたり、心を病ませることもなくなり、その分の時間や活力を他のことで発揮できるようになるのです。

以上、出世するには嫌われる勇気が必要不可欠な理由についてお伝えしました。嫌われる勇気とは集団の嫌われ者になれといっているわけではなく、誰にでも良い顔をして自分自身の意見や価値観を見失ってしまわないようにするということが大切なのです。

誰にでも良い顔をするというのはその場では楽に過ごせても、後々あなたを苦しめることが多々あります。その苦しみは自分の意見や考え方を伝え、その場が少し変な空気になっても平気という、あなたが嫌われる勇気を持つことによって軽減することが出来るのです。

誰にでも良い顔をして一人になって疲れ切る生活をいつまで続けますか。嫌われる勇気はきっとあなたに本当の笑顔と自信を取り戻してくれますよ。