毎朝の通勤、手慣れた仕事に気の合う同僚。そして、週末には恋人とデートをする。これと言って足りないものはないけれど、なぜかつまらないという人も多いのではないでしょうか。
例えば新しい会社へ入社したばかりの頃、不安と同様にこれから始まる日々に期待を寄せ、仕事に対する意欲も旺盛だったことでしょう。頑張ろうと思っていた当初の気持ちはいつの間にか収まり、安定した毎日に不満を抱きながらも流されるというのが、人間の常です。
しかし、このままでは終わりたくない、もう一度頑張りたいと思っても、やる気はなかなか持続しないもの。そこで今回は、モチベーションアップに即効果のある自己啓発の方法を7つご紹介します。やる気の継続に必要なちょっとしたコツを一緒に見ていきましょう!
やる気のスイッチを決めよう
勉強やトレーニングなど、やらなければいけないけどなかなかその気になれないというときは、誰にでもあることです。しかし、やるべきことを先送りにするという悪習慣は、できれば断ち切りたいもの。そこでご紹介したいのが、「ステップ・イン・テクニック」というワザです。
アメリカの心理学者レナード・スーニンが提唱したもので、やる気が出ないときはとりあえず4分間だけやってみるというものです。たったの4分間であれば、心理的負担も少ないうえに、一度とりかかってみれば案外簡単にできて気分も乗ってくるという訳です。また、4分間でもちょっと…という場合には、取り掛かる前の作業を決めておくこともお勧めです。
勉強の前にデスクを片付ける、トレーニングの前にはBGMを選ぶなど簡単なことで構いませんので、作業前にやることを決めておけば、頭が切り替わります。やる気のスイッチを上手く使って、モチベーションアップを図りましょう。
時間を区切ってみよう
いざとりかかってみても次第に集中力を失って、部屋の汚れが気になって掃除をしたり気になっていた本を読んでしまうように、関係のないことを始めてしまうことってありますよね。これは、だらだらと作業に取り掛かっているのが原因です。
そもそも人間の集中力には限界がありますから、その原理を逆手に取りましょう。学校の授業が60分や90分で構成されている理由としては、人間の集中力が90分しか持たないことが背景にあります。そこであなたが何か作業をする際にも、時間を区切ってみると良いでしょう。
さらには作業の合間に10分間の休憩を入れて一旦脳をリセットし、再び集中できる環境を作ると効果的です。スマートフォンにはタイマー機能がありますから、集中と休憩を上手く取り入れましょう。
読書の時間をもとう
自己啓発の定番といえば、読書でしょう。書籍には、先人たちが膨大な時間と労力をかけて手に入れた知恵がたくさん詰まっています。一から自分でその知恵を得ようと思うと何年もかかってしまうものが、たった数時間で手に入ってしまうのです。
しかし、忙しい毎日に追われているとなかなか実行できないものです。読む時間がないという人も、活字が苦手だという人も、まずは実際に本屋へ足を運ぶことをお勧めします。大概の書店には自己啓発のコーナーがありますので、タイトルを眺めてみるだけでも興味が湧いてくるものがあるはずです。
選ぶ基準がわからなければ、ワクワクしそうなものをまずは買って読んでみてください。最近では「7つの習慣」や「ザ・ゴール」といった大ベストセラー書がコミック化しているものもあるので、活字が苦手な人も是非チャレンジしてみましょう。
学びの場所へ出掛けよう
何かを学んでみたいと思ったら、その専門知識を教えてくれる学校へ通うことが近道です。試験合格やスキルの上達など、学校の勉強には必ず目標が定められますので、自分が目指すゴールを決めてみましょう。
通学が難しい場合は、オンライン講座やDVD講座が出ている講座もありますので、あなたのライフスタイルに合わせて選ぶといいでしょう。学校へ通うことの魅力は、なんといっても仲間ができることです。
独学ではよほどの強い意志がなければ脱落してしまいがちですが、同じ目標に向かって頑張る仲間がいるというだけで刺激を受け、そして励みにもなります。自分一人では続くかどうか不安という人は、学びの場へ出掛けて外部の力を上手く利用しましょう。
他人から刺激をもらおう
外部の力を利用するという点では、同世代の友人に会うということも有効な手段です。かつては机を並べて勉強していた友人が様々な分野で活躍している話を聞くと、「このままではいけない。もっと頑張らなければ!」と、とても刺激を受けることでしょう。
その際、会って安心して終わりということにならないように、できるだけ自分よりも出世していたり、成功している人と時間を共にすることを意識してください。また、同業者や取引先の人と交流を持つことも大切です。
いろいろな情報を得たり、活躍している人の話をどんどん聞いていきましょう。悩みが解消したり、新しい目標が生まれるかもしれません。なんとなく停滞しているなと感じているときには、積極的に他人と関わりましょう。
なりたい自分を描こう
「あなたの夢は何ですか?」と尋ねられた時に、即答できる人は一体どのくらいいるのでしょうか。案外多くの人が夢を持たずに毎日を過ごしています。しかしそのままでは、年齢を重ねた遠い将来に過去を振り返ってみると何も得るものがなかったということにもなりかねません。
一度、夢について考えてみましょう。例えば、あなたの余命があと5年だと言われたと仮定しましょう。そしてやりたいことを列挙しましょう。無駄なことに時間を使う暇はないということがわかるはずです。
もしやりたいことが漠然としているならば、やりたくないことを書き出してみましょう。やりたくないことを出すことで、かえってやりたいことが明確になることもあるのです。誰に見せるわけでもありません。自分のためにノート一杯に書き込んでいきましょう。
時間を意識しよう
あなたの夢がはっきりとしたら、今度はタイムスケジュールを作りましょう。まず、いつまでにどうなりたいかを設定します。もしそれが難しいようであれば、「30代のうちに人脈を広げる」など、年代ごとに目標を設定するのでも構いません。
そして次に、決めた期限から逆算して計画を立てます。その際、期間ごとの小さな目標を立てることがコツです。夢を小分けにして、達成感を味わう様にすればモチベーションは長続きします。大きな夢から小さな目標を立て、最終的には今日やるべきことまで落とし込みましょう。
そして、やるべきことを決めるときには、具体的な数字を入れましょう。書き出していくうちに、使える時間が意外と少ないことに気づくはずです。小さな一歩でも構いません、今日からできることを始めましょう。
やるべきことは山積みなのに、なかなかやる気が起こらないというのは、人間であれば誰しもあることです。そんな時に、即モチベーションアップに繋がる方法を知っているか否かで、1日の成果が変わります。
その1日1日の積み重ねがやがて5年、10年の差を生み出していくと考えれば、知らないということはとても怖いことですね。自己啓発といえば、意欲溢れる人が学んでいる印象があるかと思いますが、実はそうでない人にとっての方が効果てきめんです。
モチベーションが上がらないときは、簡単にできる行動から始めた方が良いこともあるということがお分かりになったことでしょう。ご紹介した7つの方法を上手く活用して、あなたの夢を実現に近づけましょう。
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