子どもの考える力を伸ばす話し方とは


子どもを育てているときに、立派な人間になってほしいと願いますよね。そのために必要なことの一つに「考える力を伸ばす」というものがあります。考える力が備わっている子は自立する力があるということにもなります。そして大人になって社会人になった時、成績を残せる人間となっていくでしょう。

現在では自分の意見も言えない大人も増えてきています。考える力の備わっていない人は、自分に自信が出てこないために話をすることも難しくなるのです。

そのような大人になってほしくはありませんよね。そのためにも、子どもの時から考える力を伸ばす必要があるのです。それには子どもへの話し方がとても大きなポイントとなっているのです。そこで今回は、子供の考える力を伸ばす話し方をお伝えします。

子どもには色んな質問をする

考える力を伸ばすのであれば、子どもに質問をすることはとても大事なことです。それはどんな小さなことでも考えるという働きが起こるからです。

例えば「リンゴは好き?」と質問したら、「好き」と答えたとしましょう。その次に「どんなところが好き?」と関する質問をするのです。

「ちょっと酸っぱいところ」「赤い形が可愛い」「シャリシャリしてる」など、それぞれの意見が出てくるでしょう。子どもは最初に好きと答えているわけですから、その根拠を聞くようにするのです。

何で好きなのか?と自分でも考えることになるでしょう。このようにちょっとしたことでも質問をしていくようにすることで、子どもの考える力が伸びていくのです。

 

注意するときにはなぜ悪いのかを聞く

子どもには注意をすることも沢山あるでしょう。子どもは時間を重ねることで、やってはいけないこともやってしまうようになります。その度に「ダメって言ったでしょ!」などと感情的になってしまうこともあるのではないでしょうか。

しかしそれだけで終わってしまうと、子どもはまた同じことをしてしまうでしょう。子どもにとっては何故怒られたのかが分かっていないからです。

そこで、子どもを注意した後は「何で悪いことだと思う?」と問いかけましょう。ここで考える行動に出ます。上記と一緒で、子どもにはやってはいけないと伝えてはいるのです。

ではなぜやってはいけないことなのかと、根拠を考えさせましょう。繰り返すことで、子どもは考える力を養っていくのです。そして悪いことをしなくなる子どもになっていくのです。

 

子どもの疑問には答えない時も必要

子どもは成長していくにつれて様々な疑問を投げかけてきます。どんなことでも「なんで?どうして?」と聞いてくるようになりますよね。

この時にはいくら答えが解っていることでも、簡単には答えないようにしましょう。何でもすぐに答えてしまいますと、子どもは親に聞けばいいという気持ちが出てしまいます。しかしこれでは考える力は育ちませんよね。

何でと聞かれたら、時には一緒になって調べるようにすることも大事なのです。本を見たりして答えを一緒に探していきましょう。

こうすることで子どもは自分で答えを導き出した喜びも感じますし、疑問には調べれば分かるということも勉強するのです。調べて答えを出すことで、子どもは考えることが好きになっていくでしょう。

 

本を沢山読み聞かせてあげる

子どもには本を読み聞かせるという事は、沢山の親がしてきているでしょう。この本を読み聞かせるということも考える力を伸ばすことに一役買っているのです。

本には沢山の言葉が書いてありますよね。その言葉を覚えさせることで語彙力が身に付き、考える力に繋がっていくのです。

言葉を覚えるという事は、その言葉の意味が分かるという事です。それは表現力にも繋がりますし、知識を身につけていることになりますので、物事を吸収する力が付き考えるきっかけができるのです。

大人になりいろんな言葉を知っている方は博学の方が多いですよね。考える力が身に付いているために、沢山の知識を得ているのです。

また、本を読み聞かせた後にも何か質問をしてみることも良いでしょう。「くまさんはこの後どうなったのかな?」と聞いて、考えさせてみましょう。楽しく考える力を伸ばす一つの方法です。

 

子どもの考える力を伸ばすという事は、シンプルに考えるきっかけを与えるということになります。子どもは知識が無いために、きっかけが無いと考えるということをしないのです。上記で言いましたように、注意されてもその意味が分かっていないのです。

考えるきっかけを与えることで、次第に自ら疑問を持ち、そして考えて解決をするようになっていくのです。この考える力を子どものうちに身につけさせることで、大人になってからでも困難に立ち向かえるたくましい人間となるでしょう。

大人からすれば子どもの無知さは時に憂鬱になります。なんで解ってくれないの?何度言えばわかるの?と気持ちも疲弊して、子どもへの接し方も雑になってしまいます。

しかし考える力を伸ばす話し方をすれば、子どもにも成長が見られてイライラも無くなっていくはずです。

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