高校受験で勝利する勉強法!おさえておくべき7つの重要点


高校受験。多くの子どもたちが初めて立たされる人生の岐路、初めて自分の力だけで人生を切り開かなければいけない瞬間です。このことをしっかりと理解して、中学に入学したころから計画的に勉強をしている子もいますが、他人事のように高校受験を捉えている子どもたちもいますよね。

「受験なんてまだ先だし」「自分は大丈夫」なんて思っていませんか?「何を勉強すれば良いのか分からない」と言う子もいますよね。また、高校受験が控えているというのに、勉強している素振りのないお子さんを心配する親御さんも多いのではないでしょうか。そこで今回は、高校受験に勝利するための勉強法をご紹介します。

志望校に合わせた勉強をしましょう

たとえば、志望校が私立だとしましょう。私立高校は、公立高校とは異なり、学校ごとにテストの内容が違うので、志望する私立高校だけに狙いを絞った受験勉強をすることが大切です。

難関校の場合には、公立中学校の勉強だけでは合格は厳しいと言わざるを得ません。このことを知らずに、公立高校を受験する人たちと同じ問題集を一生懸命解いている子がいますが、それでは志望校に合格できるとは言い切れませんよね。

志望校に合格するためには、志望校の過去問に取り組む、進学塾に通うなど、志望校に合わせた勉強をすることが大切です。

 

おもしろい勉強法を見つけてやる気を持続させよう

人はどれだけ「やらなければ」と思っていても「やる気」が起こらないと体がついてきません。つまり、やる気が起こるようにすれば受験勉強も捗ると言うわけです。
「将来の夢を持つ」「自分を追い詰める」「悔しい思いをバネにする」など、やる気を呼び起こすきっかけはありますが、持続させることのできる気持ちや思いがなかなか見つからないため、途中でやる気が失せてしまうのです。

では、一度湧き起ったやる気は、どのように継続させれば良いのでしょうか。それは、「楽しむ」こと。おもしろいと思えるような勉強法を見つける、おもしろいと思えるような問題集に取り組むなど、楽しんで勉強することでやる気を継続させることができるようになります。

たとえば・暗記には語呂合わせやダジャレ、替え歌を使う・勉強をゲームとして考えてみる・友だちと分担してお互いの範囲を教え合う・1週間に1日、勉強の休日を設ける・歴史マンガを利用するなど、自分ならではのおもしろい勉強法を見つけましょう。

 

基礎をしっかりと身につけましょう

「授業を受けているときには分かっていたのに、試験ではできなかった」「問題の解き方を忘れてしまった」「受験勉強を始めてみたら、1年生のときの勉強を覚えていなかった」なんて人はいませんか?もしかしたら、基礎ができていないのかもしれませんよ。

公立高校の受験で大切なことは、なんと言っても基礎です。受験会場の独特の雰囲気に、必要以上に緊張して頭の中が真っ白になってしまうことがあります。

その後の人生がかかっているのですから、多少の緊張は仕方のないことですが、必要以上に緊張しないためには、基礎をしっかりと固めて自信をつけておくことが大切です。自分に合った方法で、楽しく基礎を身につけましょう。

とは言え、基礎を暗記するだけでは意味がありません。しっかりとした基礎を身につけるためには、ざっくりとテキストに目を通したあとで、問題集を繰り返し解き、実力をつけていくことが大切です。

 

中3の夏休みからが勝負!

高校受験の勉強は、1ヵ月や2ヵ月やったからと言ってなんとかなるものではありません。受験勉強は、早ければ早いほど良いと言われており、一般的には中学2年生の夏休みごろから受験に向けた取り組みを勧められます。

とは言え、子どもたちの多くは「まだ先のこと」として捉えているため、中学2年生の夏休みから受験勉強を始める子は少ないですよね。

受験生の多くは、部活動を引退してから受験勉強を始めても志望校に合格しているため、難関校や自分の学力よりもレベルが高い高校を志望していない限り、中学3年生の夏休みから勉強を始めても遅くはないでしょう。

ただし、都道府県によっては、中学1年生のころからの内申を合否の判定基準のひとつとすることがあるため、注意が必要です。中学3年生の夏休みから受験勉強に取り組む場合、夏休みの間に中学1年生から3年生の夏休み前までにならったことの復習をしておきましょう。

定期テストが終わるまでは、2年生までの復習をしつつ定期テストに専念します。定期テスト終了後から受験前日までは、過去問に取り組みましょう。志望校の合格ラインと言われる点数よりもさらに15点以上取れるようにしておくと安心です。

 

苦手科目の勉強は毎朝10分間!

苦手科目の勉強は、苦痛が伴うためなかなか集中できないと言う人もいますよね。そんな人は、毎朝10分間だけ苦手科目を勉強する習慣をつけてみましょう。1日たった10分ですが、積み重ねれば大きな時間になりますよ。

コツは基礎を中心に毎日欠かさないこと。勉強しておかなければいけない全体量から逆算して「ここまでの漢字を覚える」「ここからここまでの問題を解く」など10分単位で勉強のノルマを決めておくと良いでしょう。

 

長時間のダラダラ勉強より質の良い勉強を

当たり前のことですが、勉強は量より質が大切です。ダラダラと長時間勉強するよりも、短時間で質の良い勉強をする方が良い結果をもたらします。人の集中力の持続時間には限界があります。

持続時間は、環境や人により異なりますが、持続時間を超えてしまうとどれだけ勉強していてもダラダラとした勉強になってしまうため、身につきません。集中力が切れてしまったときには、休憩として少し別のことをやってみましょう。

こうすることでまた集中しやすい状態になるので試してみてくださいね。また、睡眠時間は記憶を整理するための大切な時間です。少し時間が経つことで理解が深まったという経験はありませんか?

これは、寝ている間に記憶が整理されたことで起こる現象です。勉強したことをしっかりと理解するためにも、睡眠時間はきちんと確保しましょう。

 

100点を取る必要なんてないのです

高校受験と言う人生を左右する大きな岐路に立ち、緊張したり大きなプレッシャーを感じたりしている人はいませんか?そのままではどれだけ勉強をしても身につかないため、こんな考え方をしてみましょう。

基本的に高校受験で勝利するためには、100点を取る必要はありません。極端に言ってしまえば、最低合格点の答案用紙でも良いと言うことです。

どうしてもできないところは無理をせず、基本的な問題で確実に点数を取ることが受験に勝利するコツです。こう考えれば、それほど難しいことではないでしょう?基本暗記事項と過去問や実践問題などで実力をつけ、それを自信に繋げることで「合格」が近づいてきますよ。

 

高校受験に勝利するための勉強法をご紹介しましたが、いかがでしたか?周囲の心配はよそに当の本人は危機感を抱いていなかったり、自分だけは合格するという根拠のない自信を持っている子どもも多いですよね。

しかし、勉強は本人がやる気を出して取り組まなければ身につかないため、周りが何を言っても徒労に終わってしまいます。受験会場に巣食う魔物に打ち勝ち、「合格」と言う名の勝利を収めるためには、日ごろの勉強と勉強を積み重ねて得た自信が必要です。

プレッシャーを抱える必要はありませんが、自分で切り開かなければいけない岐路に立っていることを忘れずに、悔いの残らない受験ができるよう、今できることから始めましょう。

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