努力は必ず報われるとは限らない？間違った努力の仕方。

努力しなさい、努力は必ず報われるから。こんな風にいわれたことのある人は沢山いると思います。子供の頃や学生時代、ことあるごとに親や教師からいわれたのではないでしょうか。

でも、実のところ、子供心にも、努力は必ず報われるわけじゃないのでは、と思っていたのではなかったでしょうか。実際、どんなに努力してもできないことはできないし、手に入らないものは手に入りませんでしたよね。

そう、努力は必ず報われるというのはウソで、間違った努力の仕方をしていては、運も成果も逃げていってしまうんです。大切なのは、正しい努力をすることです。

そこで今回は、努力は必ず報われると思っている人たちにお送りする、間違った努力の仕方を正す方法についてお伝えします。

方向性を間違った努力は必ず報われるとは限らない！

努力という言葉、日本語ではとても安易に使われています。人が何かを失敗すると、「努力が足りなかったんだな、今度はもっと努力しなさい、そうすれば大丈夫だから」と慰めておしまいなんていうことがよくあります。

でも、この言葉、簡単に受け止めてしまってはいけません。努力というのは、正しい方向に向かって行うからこそ意義があるのであって、間違った方向に進んだまま努力をしても、何の結果も得られません。

方向性を間違った努力は必ず報われるとは限りません。というより、時によっては悪い方向に導くこともあるからです。

たとえば、自信があったにも関わらず、入試で不合格になった場合、同じ勉強方法で倍の努力を続けたからといって、翌年必ず合格できるとは限りませんね。不合格になったということは、それまでのやり方のどこかが間違っていたということなのです。

そういうときは、闇雲に努力を続けるよりも、やり方を見直すことが大切です。間違ったまま努力を続けても、徒労に終わるだけだからですね。

方向を間違ったまま猛スピードで進んでも目的地につかないのと同様、方向性の間違った努力は結果を生みません。努力は必ず報われるという言葉のマヤカシに囚われないようにしましょう！

努力は量より質！下手な鉄砲はカズ打ってもあたらない！

昔の人はよく、努力は必ず報われるといったものです。おじいちゃんやおばあちゃんと話していると、もっと努力しなさい」「○○ちゃんは努力が足りないからダメなんだよ」などといわれます。でも、これもおかしな話ですよね。

努力というのは、沢山すれば良いというものではありません。むしろ、質の良い努力を続けることが大切なのです。たとえば、昔のスポーツ系のクラブというのは、やたらに走ったり鍛えたりさせられました。

うさぎ跳びでグランド○周などというしごきを経験した人も少なくないはずです。こうしたスパルタ式の練習は、足腰に負担をかけ、選手の寿命を縮める一因になりましたので、今ではそうした特訓は行われないようになりました。効率がよくて質の高い努力をするようになったのです。

勿論、スポーツ以外のことでも同様です。英単語を覚えるにも、ただ単語帳を作って繰り返し読むより効率の良い方法があります。ダイエットするにしても、成功しない方法を何度も繰り返すより、正しい方法を見つけることが大切です。

また、女の子を口説くにしても、やたらと声をかければ良いというわけではなく、上手くいかないな、と思ったら、身だしなみを見直すことが必要です。どんな努力も量より質、下手な努力は必ず報われるとは限らないことを覚えておきましょう！

やりすぎは禁物！過剰な努力は報われるとは限らない！

どんなことでもやりすぎは禁物です。それは努力も同様。行き過ぎた努力は報われないだけではなく、身体を壊したり、関係を損ねたりしてしまいます。たとえば、恋愛にしても、彼に好かれようと努力する余り重い女になってしまっている人がいます。

彼好みの女性になろうとしてダイエットに励むあまり体調を壊してしまったり、精神的に不安定になって彼にあたってしまったり。勉強やスポーツでも、試験や試合の当日にベストコンディションを持ってくることが大切なのに、練習しすぎて当日に体調がととのわなかったり。

日常生活でも、過激なダイエットは身体を壊したり、リバウンドをもたらしたりするだけ、健康的でスリムな身体を手に入れることはできませんよね。

大切なのは、「程よく」努力することなんです。努力が足りなくてもよくありませんが、行き過ぎてもよくないということです。どんなことも相応に行ってこそ意義があります。努力すればある程度の成果が得られるのは事実ですが、たくさん努力すればその分成果も大きくなると考えるのは誤りなのです。

日本人は「頑張る」という言葉が好きで、過剰に努力することが勧められてきました。でも、それは間違いです。努力は必ず報われるという迷信にまどわされないようにしましょう！

努力は必ず報われるわけではありません。どんな努力をするかが問題です。まず、方向性を間違った努力はいくらやっても答えはだせません。

むしろ、やればやるほど本筋から離れてしまいます。努力するときは、最初にきちんと方向性を定めましょう。それから、質の悪い努力も無駄です。努力が質より量だったのは昔の話。現代社会では、効率的で質の高い努力をすべきです。

また、やりすぎた努力も、結果が伴わないと覚えておきましょう。相応の努力をすれば相応の成果が得られます。たくさん努力すればたくさん成果が出るというわけではないのです。

せっかく努力するのですから、成果も手に入れたいものです。やり方を間違えると、努力は必ず報われるとは限らないということを覚えておきましょう！