認知心理学を生かして、学習効果を上げるには

認知心理学を生かして、学習効果を上げるには
認知心理学とは20世紀後半から研究されている心理学の考え方で、現代における心理学の主流は認知心理学だと言われています。認知心理学という言葉だけ聞くと難しそうですが、内容は誰もが身に覚えのある心理学の理論です。理解しようと意識をしなくても理解できてしまうことってありますよね。

難しい微分積分の数学の問題を出されると解くのに苦労しますが、4÷2=2という問題は頭を悩まさなくても感覚的に解くことができます。これは、脳にインプットされている情報の処理がとても速いということで、認知心理学を活かして習得した学習効果の一つなのです。

このように認知心理学を活かして学習をすると学習効果を上げることができます。そこで今回は、認知心理学を活かした学習効果を上げるコツを6つお伝えします。

 

認知心理学を生かして、
学習効果を上げるには

 

参考書の厚さ

考えなくても自然と解答を出すことができるのは、認知心理学においては自動的に答えを脳が出力することができる状態にあると言えます。このように問題を見た時に反射的に答えを出せるようにするには分厚い参考書よりも薄い参考書を何度も繰り返し解くことが大切です。

分厚くて難しい参考書だと1年間で終わらせるのがやっとですよね。しかし、薄い参考書だと短期間に終わらせることができますから、繰り返し同じ問題を反復して解くことができます。何度も問題を解くことで脳が慣れてきて、学習した範囲に対して解答を出す処理が速く正確になるのです。

 

学習時の問題の難易度

難しい問題を解くには時間がかかりますし、長時間かかって解いたとしても間違っていて、解説を理解するのにも時間がかかります。しかし、簡単な問題であればすらすらと解くことできますから、同じ時間でもたくさんの問題を解くことができます。

認知心理学的には、簡単な問題をたくさん解くことで、脳が問題を処理する速さがアップします。これに慣れることで、実際の試験やテストの時にも問題を解きやすくなるのです。

 

勉強する時の順序

勉強をする時に本質まで学ぼうとする姿勢は大切です。しかし、勉強する対象の理論や背景を深く学ぶことに時間をかけてばかりいては、認知心理学的には学習効率が悪くなってしまいます。時間をかけて頭で理解できたとしても、問題を出されると人は意外と覚えていないものです。

理解するということと問題を解くということは異なるのです。そのため、インプットをしたら必ずアウトプットもするという学習方法を心がけましょう。自ら学んだことをアウトプットすることで、記憶にも定着していくのです。

 

復習の頻度と仕方

授業で学んだ事を脳に定着させるには復習をすることが欠かせません。しかし、学んだ当日の夜に復習を1回じっくりすれば十分だと思うのは、認知心理学的には間違いです。復習はしないよりもした方がよいことはもちろん、1回よりも何度も繰り返すことが大切です。

復習を何度もすることなんて時間的に無理だと思うかもしれませんが、1回の復習にかける時間は短くてよいのです。じっくり1回復習するよりも、短い時間で何度も復習した方が脳に記憶が残りやすく、アウトプットする時に自然と出せるようになります

 

予習のタイミング

授業の予習をするのは大切です。授業で初めて事柄を学ぶよりも事前に予習をしておいて、自分で理解できなかった部分を授業で集中的に学ぶことができたり、授業自体が復習になれば、より脳に定着します。

しかし、認知心理学的には予習をするタイミングも工夫次第でより脳への定着が良くなります。予習をするには授業の当日の朝が一番よいとされています。その日の活動をまだ何もしていない朝は脳がまっさらな状態です。まっさらな状態で入ってきた知識と同じ知識がその後に入ってくると定着しやすいのです。

 

暗記物の学習の方法

認知心理学の観点からすると、暗記や学習で物事を学ぶ時には毎回同じ順序で物事を暗記するよりもランダムな順序で暗記をした方がよいとされています。暗記帳などでいつも同じ順序で単語を覚えている場合、いざテストで単語の問題が出た場合、全く答えが出てこないことがあります。

しかし、日頃からランダムな順番で単語を暗記していれば、覚える時には苦労をするかもしれませんが、何度も繰り返すことで脳に定着されていって、どんな順序で問題を出されても反射的に解答を出すことができるようになるのです。

 

如何でしたでしょうか。認知心理学というのは、人が物事を認知して理解しそれを意識するということを研究する心理学の事です。物事を勉強によって知り、深く理解して、さらに自らアウトプットできる状態までを習得することができれば、学習効果は格段に上がり、知識をよりたくさん身に着けることができます。

日頃、意識はしていなくても何度も解いた問題はテストにでてもスラスラと解けるなと感じることや、ただ自分で勉強するよりも人に説明したり解説した事柄の方が記憶に残るなと思うことってありますよね。これは無意識のうちに認知心理学を活かした勉強法を実践していたということなのです。

今回は、そんな認知心理学を活かした賢い学習方法のコツをお伝えしました。勉強しようと意気込んでいる時は、分厚い参考書を買ったり、難しい問題に挑戦してしまうかもしれませんが、今回ご紹介した勉強法をぜひ1度実践してみましょう。

まとめ

認知心理学に基づいた効果的な学習法とは

・分厚い参考書より薄い参考書を何度も繰り返す
・難しい問題を解くより簡単な問題をたくさん解く
・インプットだけでなくアウトプットをする
・復習はじっくり1回よりも短めに何度もする
・授業やレッスンの予習はその日の朝にする
・暗記物はいつも同じ順序でなくランダムにする

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