「継続は力なり」で成功した世界の偉人達、その7つの感動話

努力する凡才!? アインシュタイン

現代物理学の父とされるアルベルト・アインシュタインは、特殊相対性理論を初めとする多くの理論を提唱した天才物理学者です。

存命中から誰もが彼を天才と認めていましたが、実はアインシュタイン自身は自分を「凡才」として思い上がることなく、研究に没頭して常に努力を忘れなかったといいます。

「天才とは努力する凡才だ」という言葉からも、彼の輝かしい功績は「継続は力なり」を地道に、楽しみながら実践してきた所以であると言えるかもしれません。

 

運命に立ち向かい続けたベートーベン

ベートーベンは、クラシック音楽に詳しくなくても「運命」「エリーゼのために」などの傑作で誰もが知る音楽家です。彼のエピソードとしては、途中から徐々に耳が聞こえなくなったにもかかわらず、聴力を失った後も次々とたくさんの名曲を生み出していったことが有名です。

それだけでも信じられない精神力を持っていることが分かりますが、ベートーベンはとても不器用な努力家でもあります。「運命」の第2楽章には8回も書き直した部分があり、散歩中などに書き付けたメモは7000枚にも及ぶといいます。

聴力を失うという音楽家としては致命的なハンデを追いながら、納得の行くまで試行錯誤をくり返し音楽と向き合い続けた、ベートーベンは努力と継続の天才だったのです。

 

情熱を燃やし続けたカーネルサンダース

世界80カ国、1万店舗以上に及ぶファーストフードの大チェーン店「ケンタッキーフライドチキン」の創業者カーネル・サンダースは、誰もが白いスーツを着た老紳士の姿を思い浮かべるられるくらい知られていますね。

実は彼が「KFC」を創業したのは65歳と高齢で、最初のレストランはサービスも味も評判がよかったものの、フライドチキンのレシピをアメリカ中に売り歩くもなんと1009回も断られ続けたといいます。

高齢で生活的にも経済的にも厳しい中、それだけ断られても諦めずにレシピを売り込み続けたからこそ、今や知らない人はいない大チェーンへと成長をとげたのですね。

60歳をこえても「おいしいもので人を幸せにしたい」という情熱を燃やし続けたカーネルこそ継続の天才かもしれません。

 

感動を与え続けたJ・K・ローリング

本・映画ともに大ヒットしたあの「ハリー・ポッター」シリーズの著者J・K・ローリングは、貧しいシングルマザーから、世界でもっとも裕福で著名な作家へとのぼりつめたサクセスストーリーの持ち主です。

J・K・ローリングは、ジャーナリストの夫との不和で離婚した後、一人の娘を抱え、生活保護を受けながらたいへん貧しい生活を送っていました。

生活苦と貧困でうつ病になりながらも「ハリー・ポッター」の執筆に没頭し続け、「ハリー・ポッターと賢者の石」を完成させます。母ひとり子ひとりの苦しい生活の中でも、あきらめて他の仕事につくことなく、自分の「書きたい」という情熱を持ち続けたからこそ、世界中の子供に愛される物語を生み出せたのですね。

「継続」を体現することがすばらしい仕事を生み、多くの人たちに大きな感動をも与えることもできるのです。

 

さて今回は苦難に何度も直面しながらも、決して自分の信じた道をあきらめずに努力し続けた、世界の偉人たちのエピソードをご紹介しました。誰もが決して最初から世間に認められるような偉業を成し遂げていたわけではなく、継続の努力を惜しまなかった結果、(場合によっては本人が亡くなった後に)その成果が認められていたのです。

偉人たちに共通することは、決して自分を天才とは思っていないことです。アインシュタインの「天才とは努力する凡才だ」という言葉に表れているように、彼らは自分を天才だと驕ることなく、描いた夢や未来のために少しも努力を惜しまなかったのです。

なかなか結果が出ず、あきらめそうになったときは、今となっては知らない人はいない偉人たちも、数え切れないほどの努力の積み重ねと継続によってようやく成果が出たのだということを思い出し、励みにしてみてはいかがでしょう。

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