感情移入と共感の5つの違いとは?

共感は本能的

思い出してみてください。あなたが悲しんでいる友人から相談を受けていて、友人が悲しそうにしているのがわかると、自然と自分も悲しくなってきたということはありませんか。

悲しんでいる友人を前に、大笑いするなんてこと滅多にありません。そう、その経験こそが「共感」です。自然と悲しくなってくる・・というのは、もう生まれ持った本能なのです。

人との関係を良好にするために、人を理解して、人を思い、人と同じ気持ちになる。これは喜怒哀楽どんな時も同じ。相手から自分を認めてもらうために脳に作られた仕組みが共感なのです。

同じように、自分がしたことで相手が喜んでいる姿を見たら、自分も嬉しくなってもっともっと喜ばせてあげたいと思う気持ちが出てきますよね。共感というのは本能であり、人を思いやる優しい気持ちなのです。

感情移入すると疲れやすくストレスがたまりやすい

感情移入は、体験していないけれども、体験したかのように想像して感情を生み出すことなので、度が過ぎると感情に巻き込まれる可能性があります。

例えば、友人から恋の相談を受けて、友人の様々な感情に感情移入し、相談が終わった頃には友人はスッキリしているのに、自分だけ悶々として気分が晴れないとき、それは感情に巻き込まれているのです。

ドラマや映画を見て、疑似体験した気持ちになり、ネガティブな場合だとそのまま引きずってしまう場合にも、気分が晴れないでいると、体が疲れやすく、度が過ぎるとストレスさえ感じるようになってしまいます。

もし、疲れやすくストレスを感じるのであれば、ネガティブなものは切り離し、心がリラックスできる状態を作って、ホッと一息ついて、頭を空っぽにすることをオススメします。

以上、感情移入と共感の5つの違いをお伝えしました。同じように使っていたけど実は全然違った意味でしたよね。共感は「共感力」とも呼ばれ、人とのコミュニケーションをとる上で、相手を理解して大きな視点で物事を見ることができ、人に優しく接することができるとされる能力と言われています。

本能的にある共感する力ですが、それをより高めることで学校や仕事の人間関係がより良好になるとされています。また感情移入は自分が体験したわけでもないのに、勝手に想像して同じような感情になってしまうこと。

そのため、ポジティブなことはいいですが、ネガティブなことでその感情に巻き込まれてしまいストレスや疲れを感じやすくなってしまいます。

人との関係でもそうですが、感情移入は芸術作品や自然などのものも対象になるので、すぐに心の切り替えができない人は悲しく寂しい作品などは見たり聞いたりするのを避けるようにするのがオススメです。

ですが、感情移入もいいように考えれば、相手の立場になってどっぷり考えることができるので、人との関係を良好にするきっかけになるかもしれません。

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