熟年離婚をする前に、妻がしておくべき3つの準備

熟年離婚をする前に、妻がしておくべき3つの準備
熟年離婚と呼ばれる離婚スタイルが増えてきましたよね。熟年というのは幅の広い言葉ですが、熟年離婚という場合、夫、妻、ともに50代以上の夫婦の離婚、あるいは、結婚後20年以上を経た夫婦の離婚をさすのが普通です。

こうした熟年離婚の特徴として、妻の方がイニシアティブをとることが増えてきており、慰謝料や財産分与、年金分与などの方法、一般での受け取られ方が変わってきたため、昭和の専業主婦のように、経済的に自立できないから離婚も諦めるということがなくなってきたのが要因です。

こうした妻たちが訴えるのは、老後を夫とは一緒に暮らしたくない、一緒のお墓にも入りたくないという強い思いからでしょう。ただし、熟年離婚を敢行するには相応の準備が必要で、準備なく離婚を敢行した場合、経済的に困難な状況に陥ったり、子供たちに迷惑をかけることになったりします。

ということで今回は、熟年離婚をする前に妻が準備しておくべきことについてお届けします。

熟年離婚をする際には経済問題が最重要!

家庭の貯蓄イメージ
熟年離婚を成功させるには、一にも二にも経済問題を把握することです。これまでに熟年離婚した女性のうち、離婚してよかった、離婚を選んで成功だったと思っている人の殆どは、経済事情を前もってしっかり把握、離婚に際して万全の準備をしていた人たちです。

逆に、経済的な準備をしないまま、感情的に離婚を求めた人は、あとになって後悔することが多いようです。これから離婚を考えているのでしたら、何よりもまず、経済的な面を考えて準備していきましょう。

最初に述べましたように、妻をとりまく経済問題が近年変化しました。仕事を持っている女性も増えましたし、親の遺産などで自分自身の財産を所有している人もいます。同時に、財産分与についても、前もってしっかり対策をたてて対応しておくことが重要です。

また、離婚の事情次第では夫の側から慰謝料が支払われることもありますが、慰謝料については確実な手法ではないので、楽観的に考えず、そういう可能性もあるかもしれないという程度にとどめておくほうが賢明です。

妻を取り巻く経済問題のなかで最も大きい変化は、2007年に年金制度が改正されたことで、これ以降、結婚していた間に支払った分の厚生年金を夫婦で分配できるようになりました。これは熟年離婚を考えていた妻にとっては大きな改正で、これを機に離婚を前向きに考える妻が増えたといわれます。

仕事を持っている妻ならともかく、長年専業主婦だった女性が50代以降、新たに就業するのは大変難しいので、年金分与や財産分与が望めない頃は離婚したくても諦める人が多数派でした。近年は、制度の変化で離婚をプラスに考えられるようになりましたので、これらの経済問題を正確に把握した上で考えていってください。

 

熟年離婚する前に、家族の意向を確認

家族イメージ
経済的な問題さえ整えば離婚は簡単だと思っている人も少なくないようですが、長く連れ添った夫婦が別れるのですから、実際には、様々な社会問題が浮上します。

そうした社会問題の中でも大きいのが、家族の問題です。離婚後、子供や孫たちが父親と母親にどう接するのか、家族ぐるみの友人、知人との付き合いはどうなるのか、実家どうしの対応はどうするのかといった問題に加え、仮にどちらかが再婚した場合、付き合い方はさらに複雑になります。

熟年離婚するということは、子供や孫たちに、こうした問題と付き合わせるということです。離婚に踏み切るまでに、子供たちとコンタクトを取って相談し、意向を確認しておきましょう。実際に離婚、また、その後再婚をするとなると、お墓やお位牌の問題も出てきます。こうしたものの管理は子孫に引き継がれますので、子供たちの意向を蔑ろにすることはできません。

50代くらいなら、まだ老後のことはそれほど深刻に考えていないかもしれませんが、数年後には、一般に初老といわれる年代になることを忘れないようにしてください。

また、加齢によるものだけではなく、病気や怪我で動けなくなることもあります。そうした際にあわてないよう、離婚後の保険の受け取り方なども確認しておきましょう。

 

熟年離婚する前には一人で生きる心構えを!

孤高な老人のイメージ
経済問題をしっかり把握し、家族の同意も得られたら、最後は自分の心構えをしておきましょう。離婚する前は、一人になりたい、長年我慢してきた夫や舅、姑、婚家から解放されたいとそればかり考えてしまいがちです。

確かに、熟年離婚を求める女性の多くは、嫁姑問題、介護問題などで心身ともに疲弊している人が多く、開放されたい、自由になりたいという強い思いに押されて行動しています。離婚することが大きな目的になっているのですね。

ですが、そういう人に限って、離婚が成立すると、抜け殻のようになってしまうことがあります。大きな目的だった離婚を達成して、次の目的が見つけられない状態です。また、実際に一人になってみると、やはり寂しいという人がいます。

結婚していたときには、家事をまったくしない夫に嫌気がさし、一日中、炊事、洗濯、掃除、後片付けと休む間もない生活にうんざりしていたはずです。ところが、離婚して自分の時間ができてみると、何がしたいのか分からないものなのです。

一人前の食事を作って一人で食べるのがつまらない、家の中に文句を言う人の声が聞こえないのが寂しいといった、離婚前には想像しなかった感情がわいてきます。

離婚を決心する前に、こうした離婚後の心境の変化、そして、そのまま一人で迎える老後について、今一度考え直し、後悔しないよう、行動しましょう。

 

妻から夫に突きつける熟年離婚は、長年我慢してきた控えめな女性から申し入れることが多いといいます。普段から言いたいことを言ってきた、いわゆるカカア天下の家庭ではなく、亭主関白な旦那さんに仕えてきた奥さんが、最後に投げつける三行半という形です。

それだけに、深く考えないまま行動に移してしまう人がいますが、熟年離婚となると、老後に苦労しないよう、計画的に事を運ぶことが大事です。

まず、なんと言っても大切なのは、経済問題の把握です。50代以上の女性が新たに就業するのは難しいので、預貯金等を含めた財産分与、年金分与、可能なら慰謝料などを算出し、足りない分をどうやって補うか、病気や怪我のときどうするかなど、細かいケースについても考えておきましょう。

家族への報告と相談も重要なステップです。老後について、また、死後のお墓についても子供たちの意向を確認しておくほうが後々もめないですみます。

最後に、これから一人で生きていく心構えができているかどうか、自問してみましょう。離婚は離婚届一枚のことですが、一人での生活は離婚後、長く続きます。後悔のないようにしましょう。

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